日本の高度経済成長に伴って1960年代後半から帰国子女教育が社会的な問題となり、80年代後半には海外帰国子女教育の多様化、広域化により問題は複雑多様化して来た。そして現前にある海外帰国子女教育を通して日本の国内・海外の教育を再構築しようとする意識を基に、多様な立場の関係者が集まりこの教育課題を考えることを意図して1990年に設立された。
国際化の進行に伴って国際結婚児童生徒の増加、同一家庭の数カ国・地域・都市への移動、また定住化による「継承日本語」の問題等、新たな課題が次々に顕在化する中、海外帰国子女教育領域だけに留まらず、外国人子女教育、国際(理解)教育といった領域等複合的に考え、討議し、発信を行っている。
また、海外在住・帰国にあたって、あるいは帰国後のいろいろな悩みや問題を抱えておられる方がおられると思います。本会の国内外の多様なネットワークから叡智を集め、適切な助言ができればと、相談のためのフォームを現在検討中です。
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