アセスメント研究会(2月)報告

『アセスメント研究会(2月)』 2012年2月25日(土)実施

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今回は『WISC-Ⅳの事例検討』を行ないました。

研究会の中で、WISC-Ⅳの事例を初めて取り上げました。

参加者の皆さんは、主訴・経緯・検査結果を見て、事例提供者に質問をしながら、事例の実態を把握していきました。職場の中で、よく行なわれているやりとりを再現しています。与えられた資料から特徴をイメージしながら短時間で要領よく、事例の特徴を確認していくことができます。

講師からは、事例提供者から得られた事例の情報に対して、着目点や特徴の絞り込み方などについて、コメントをしました。

皆さんにとって、まだ経験が少ないWISC-Ⅳですが、土台にWISCーⅢの経験があれば、検討しやすいと感じました。

支援方法については、参加者の皆さんからのご意見に加えて、特別支援教育士SVの講師と臨床心理士の講師からコメントをさせていただきました。

参加された方の感想です。

*違った立場の人から具体的な様々な方策が聞けて良かった。問題点の目の付け所や、解決策が具体的で良かった。実際に使えそうです。

*ちょうどよい人数で意見交換しやすかった。時間配分もよかったです。支援についても、(支援の)見通しや(保護者への説明時の)コミュニケーションなどについて、構造化していただいたので、整理しやすかったです。

*(私が)WISC-Ⅳのプロフィールやローデータの読み取りや解釈の力がまだまだ弱いと感じたので、そこを底上げできる学習会をお願いします。

今後も参加される方のご希望やご要望をうかがいながら、子どもの支援に関わる者としてのスキルアップを目指して、研究会を企画していきたいと思います。

来年度の『アセスメント研究会』の予定は後日お知らせします。