2019年度 発達障がい支援セミナー ご報告
2019年7月30日(火)に、発達障がい支援セミナー「感情のコントロールを支える~つまずきへの気づきと対応~」を開催しました。
今年度は、梅花女子大学心理こども学部教授の伊丹昌一先生をお招きしました。
当初の定員をはるかに超える約200名の申込があり、教員や支援者、保護者にとって非常に関心の高いテーマであることが分かりました。
子どもは本来感情のコントロールが未熟なものです。
そんな子ども達に対して、大人は先に見本を見せていく、いけないことは毅然と伝え、子どもが言いたいことを適切に言う練習をさせる、一緒にいて安心できる存在になる等、キレやすい子どもへの関わり方を教わりました。
あわせて、私達大人の感情のコントロールがまずは基本であることも確認しました。
「こうあるべき」というかたくなな考え方を変える、正しい注意の仕方のお話は、自分自身を振り返る機会になりました。
"子ども達の明るい未来を信じて、今をしっかり受け止め、支持していこう"と気持ちを新たにできたセミナーでした。
また、伊丹先生のエピソードを交えた具体的なお話は、参加者の皆さんにとって非常に分かりやすく、イメージしやすかったと思われます。アンケートにて多数の感謝のお言葉をいただきました。
<アンケートから>
・あっという間の2時間でした。子どものイライラに飲み込まれない自分自身の感情コントロール、頑張ります。
・先生の経験に基づくお話は、とても実践的で今の悩みに沿うものでした。
・例をたくさん挙げてくださったので、今後とても役立つと思いました。支援者として辛い思いや迷いなどがあり、でも続けてきたことが間違いでないと言っていただけたようでうれしかったですし、これからも頑張っていこうと思えました。
・すべての話の内容が心に響きました。自分を見つめなおしました。
・予想を超えました!!こんなに泣くとは思いませんでした。
・やっぱり伊丹先生のお話は、知識や情報だけでなく、私たちを元気にしていただけるので参加してよかったと思います。
伊丹先生、貴重なお話をありがとうございました。