2019年度　自立支援セミナーご報告

今年度の「自立支援セミナー」は2020年2月15日（土）13:00～17:40で開催しました。

～大人に向かう発達障がい、今からできること～と題し、宮尾益知先生（どんぐり発達クリニック）、滝口のぞみ先生（青山こころの相談室）、竹田契一先生（大阪教育大学名誉教授）の3名の先生をお迎えしました。

宮尾先生には「仕事に就くために今からできること」というテーマでご講演いただきました。ADHDとASDの特徴や形態を丁寧に解説してくださいました。

滝口先生には「仕事に就くために家庭でできること」というテーマでご講演いただきました。保護者は第1の味方・丁寧な解説者でいることの大切さについてお話してくださいました。

竹田先生には「仕事に就くまでに教育機関でできること」というテーマでご講演いただきました。最後の「就労は学歴ではない、あなたは何ができる」という問いかけが強く心に響きました。

ご来場の方々からは、

• 医療・心理・教育の三方向からのお話が聞けたのがよかった。（保護者）
• 宮尾先生のご著書を拝読しましたが、文面から困っている人とそれに関わる人に分かりやすく優しく書かれている気がしました。今日初めて直接お話を聞かせていただきうれしかったです。（保護者）
• 宮尾先生の詳細な解説にとても納得できました。（保護者）
• 滝口先生が、子どもが発信したことに対して、親は実行（行動）してあげて何かが変わることを実感させてあげてほしいとおっしゃった言葉が心に残りました。（福祉）
• 竹田先生の最後のK君のお話が、就労の際「あなたは何が出来るか」と言う言葉がとてもスッと入ってきました。（保護者）
• 学校教育では理解されにくい人たちの支援がより必要であること、つらい思いや恐怖心が少しでも少なくなるよう、さらに取り組めるヒントをいただきました。（SSW）

などの感想を寄せていただきました。

お忙しいなか、大切な気づきと学びを与えてくださった宮尾先生、滝口先生、竹田先生、ありがとうございました。