教育方針

子どもたちに安心できる環境での学びの場を提供したいという願いからこのクラスを始めました。

子どもたちに安心できる環境での学びの場を提供したいという願いからこのクラスを始めました。

2005年「子どもにあう高校が見つからない」という保護者の声を聴き、多様な不登校生を
対象とした表現・コミュニケーション学科(表コミ・大阪YMCA国際専門学校高等課程)を設立しました。
学習はわかるところからはじめ、仲間づくりに力をいれた少人数のこの学科で、生徒たちは自信を回復していきました。

安心できる環境と関係性で人は変わります。
生徒の中には不登校経験があり、特に中学時代にいやな体験をすることで、勉強嫌いや
学校嫌い、人間不信、そして自分のことまで好きになれない生徒が多くいます。
中学時代に安心して学べる場所があれば、ここまで傷つくことはなかったのではないかと
思われます。

「表コミ中学生版」となるまなび庭「J-IVY」は早期に対応することで、回復するまでの時間が
短く、早い時期に自分の個性や課題に気づくことにより将来の方向性も明確になると考えます。

子どもたちに安心できる環境での学びの場を提供したいという願いからこのクラスを
始めました。

ディレクター 鍛治田 千文

「大人になるのって悪くない」「高校って楽しいかも」そんなことを考えられるようになってほしい!

ディレクター 鍛治田 千文

表コミ(大阪YMCA国際専門学校 高等課程 表現・コミュニケーション学科)には不登校経験を
もつ生徒が多くいます。
その生徒たちは「高校こそ楽しい学校生活を送りたい」「変わりたい」「友達を作りたい」と
はっきりした意思と勇気をもって表コミにたどりつきました。

でも経験不足や自信のなさから、最初からはうまくいきません。
特に中学時代の傷が深ければ深いほど、スタート地点に立つまでの時間がかかります。マイナスからのスタートです。その傷が少しずつ癒されたときに、高校生としてスタートを切り希望を
持ち始める表コミ生をずっと見てきました。 そのような経験から、勇気をもって中学に行かない選択をした子どもたちが希望をもって次への準備ができる場、自信を取り戻す場がほしいと
ずっと思っていました。

一方、小学校は全く通っていない子どもとキャンプで出会いました。
キャンプでは楽しそうにたくさん話をしてくれる子どもです。「中学校も行かない」と決めていたそんな子が二人いたのです。
「あなたのためのYMCAでクラスを創る!」これは私の決心でした。
「大人になるのって悪くない」「高校って楽しいかも」そんなことを考えられるようになってほしい!
その思いと表コミの経験がJ-IVY誕生のきっかけとなりました。

長い間エネルギーを貯めていた子どもたちが安心して通えるところ、それがJ-IVYです。
不安いっぱいで少しずつ動き出した子どもたちを希望へと繋げていきます。
小さい集団から慣れること、学力をしっかりつけること、自分を知ること、それらをゆっくり進めていきます。
ずっとずっとお子様が動き出すのを待っていた家族のみなさんにも安心して任せていただける場でありたいと思っています。