2013/1/21「ORANGE」
1995年1月17日、私はまだ13歳でした。J-IVYの生徒達は生まれてもいないんですね。
この日に何が起こったのか。
それは、資料等でしか確認ができない世代になりつつあるということです。実際、関西出身ではない私はブラウン管の向こうの映像でしか当時の状況を知りえないのです。
阪神・淡路大震災。
高速道路が崩れた映像。
ライフラインの復興状況。
負傷者の数。
ブラウン管から得られる情報は限られていて。自分が実際に体験していないことに臨場感もなく、ただぼんやりとTVを見つめるだけの私でした。
そんな記憶が薄れている中、東日本大震災がありました。
私の祖母は、今も南相馬市に住んでいます。
震災後、私は祖母に会いに南相馬市まで行きました。
祖母や叔父から聞く、当時の状況。実際、被災地を見た時の言葉にならない思い。
現地で生きる人たちの思い。
現地に帰ることが出来ずに、故郷を捨てた罪悪感にかられる人たち。
何の情報も得られない震災直後、どうにかして生きようと協力しあい助け合った人たちの強さ、優しさ。
人間の脆さ。エゴ。
たくさん、TVだけでは知りえないことを教えてもらいました。
つい言ってしまいがちな「悲しい」「辛い」なんて言葉は、ただの慰みにしか過ぎないのではないか。
私に出来ることは…?
そんな事を考えるようになり、「現状を知る」「現状を伝えていく」ことが、どれだけ大事なことなのかを知りました。
そして、先日の1月19日。
表コミ、J-IVYの生徒もお世話になっている植村先生の公演を観に行きました。
阪神・淡路大震災を経験した消防士たちの物語。
ただ、泣けます。
命の大切さ。
人の無力さ。
人の強さ、温かさ。
今を生きていることがいかに素晴らしいことなのか。
…たくさん感じたことがあります。でも、それを言葉で連ねると、軽くなってしまうのではないかと心配になります。
きっと、観ていただくのが一番なのではないか…ということで。
こちらがHPになっております。一度、覗いてみてください!!!!