2012/10/10辞書引き学習

電子辞書の普及で、なかなか「辞書を引く」ということをしなくなりました。昨今「辞書引き学習」が普及してきていますが、J-IVYの生徒にも導入しました。

中には、知っている言葉を引く必要はないと拒否をする子もいます。でも、知っている言葉であっても引いてみてほしいと思います。言葉には、幾通りかの意味を持つものが多いのです。使い方によって、色々な「顔」を見せてくれます。そのため、自分は「知っているつもり」でも、改めて辞書を引くとニュアンスが若干違ったり、微妙な意味のずれがあることもしばしば。

「語彙力」は、学習の基盤になるもの。読解の力は、国語のみならず、数学、英語にも通ずる基礎学力。そして、コミュニケーションにも必要な力。自分の中にあるものを表現する一つのツールである「言葉」の力は、とても大切です。

そんな国語の力を、言葉の知識をより深めることによって固めてくれたらいいなと思います。

そして「辞書引き学習」から、自主自学の力もつけてくれればいいなと願っています。与えられたものをこなすだけでなく、自分の疑問や興味に率先して関わっていける力は大事です。

嫌いなものや、自分にとって価値のないものと判断したことからは遠ざかってしまう子どもたち。「なんでこれをするんだろう」「これは、次に何に繋がっているんだろう」と、自分なりに考えていけるようになってほしいと思っています。

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