2013/1/30「ありのまま」

もうすぐ、中学3年生は高校という新しい環境に入ります。

 

新しい人間関係の中で、どう自分を見せていくか。

 

これは、どんな年代の人でも考えます。

私自身が、新しい環境に飛び込むことが苦手だと感じる中、子どもたちの不安は計り知れないものだと思います。

 

「ありのままの貴方でいいんだよ」

そんな言葉をかけてもらえたとしても、素直にそういられるでしょうか。

ありのままでいたいという気持ちを持ちながら、「ありのまま」を加工して繕って、その先にある「理想の自分」「見られたい自分」でありたいという想いは、完全に心の中から消せないものだと思います。

「見せ掛けの自分」も「駄目なところがある自分」も「どうにかして理想に近づきたい」ともがく自分も、どれも全てが自分自身。

それを受け入れ、そんな自分と上手に付き合うことが「ありのまま」でいることになるのだろうと、漠然と思います。

そう思えるまでに私がかかった年数を思うと、今中学生、高校生の生徒にはまだまだ付きまとう苦しみ、悩みであるのでしょう。

これから先の様々な経験や人との関わりの中で、上手に自分と付き合う方法を見つけてくれたらいいなと思います。

 

巣立ちの季節に近づきつつある今。

新しい環境に向けて準備をしようとする生徒を見ながら、私も原点回帰をはかろうと思う今日この頃です。