2013/2/19集団に入るということ

集団に入るって、とってもエネルギーを使いますね。

今日、中学校で授業を受けてから来てくれた生徒がいます。

「そんなことができるようになったのか!」と職員室で盛り上がっていましたが、当の本人はストレスフルだったようです。少しトゲトゲした気持ちが出ていたようですが、それは奮闘してきた証拠。頑張ってきたんだな~と感心しました。

 

 

集団といっても、人数によって空気が変わります。

10数名程度でも、集団。でも、その人数であれば、気心もお互い知れて「暗黙の了解」のルールもできます。

30名程の集団。なかなか、全員とわかちあうことは難しく、派閥も生まれるでしょう。

 

社会に出て、組織に入る。

組織という大きな集団に入らなければならないことは出てくると思います。仲の良い人だけで仕事のチームを組むわけにもいきません。

組織の中には、自分とペースの合わない人、意見が対立する人もいます。でも、仕事をしていくには関わりを持たねばならない。

 

学校生活でも同じです。

クラスの仲間が全員自分と合うかどうかはわかりません。

中には合わない人だっています。

合わない先生だって出てくるでしょう。

そんな時、どうしていきますか?

 

嫌な人だから避けて逃げる。これも一つの方法かもしれません。しかし、逃げてばかりが通らないことも絶対出てきます。

そんな「合わない人にも上手く合わせる方法」は、今のうち身に付けておきたい術です。

「相手が自分に合わせたらいいんだ!」ではなく、自分が不快にならないためにも上手に「相手をかわす」こと。社会人になっても悩む材料なのです。

そんな世を渡る術を身に付けるには、集団行動を実際にこなしていくしかないんです。

ゆっくり、失敗しながらでも、自立に向けての力を着実に積み上げてほしいと願うばかりです。