2022年度 自立支援セミナーのご報告
今年度の自立支援セミナーは、2月6日~26日にオンラインで開催しました。
今回のセミナーは、『発達に課題をかかえる人を支えるICT利用』というテーマで、井上賞子先生(島根県安来市立荒島小学校教諭)、竹田契一先生(大阪教育大学名誉教授)を講師にお迎えしました。
竹田先生は、『ICT活用の必要性、連携の方法』というテーマで、発達障害の特性や合理的配慮について、また特性に対するICTの有効性やICTを利用する際の学校と家庭との連携方法や本人の準備などについてお話しくださいました。
井上先生は、『学びにくさを抱えた子を支えるためのICT活用~いま目の前にいる子の「わかった!」を目指して~』というテーマで、勉強嫌いが起こる背景・苦手な部分を支えるという考え方から、実際の教育現場で子どもたちの特徴に合わせた具体的なICTの活用方法や取り入れ方、また事例を通してICTを活用した子どもたちの変化などについてお話しくださいました。
受講した方からは以下のようなご感想をいただきました。
- 竹田先生のなぜICTを使った支援が必要なのか、有効なのかについて学んだ後に、井上先生の具体的支援があり、分かりやすかったです。
- 就学前の子どもと関わっているため、就学後の支援について、特にICTについて研修する機会を逃していましたが、支援対象の年齢に関係なく知っておくべきことだったと反省しました。井上先生の情熱と、それを受けた子どもたちの成長にも感動しました。ありがとうございました。
- 理論と実践を具体的に学べました。義務教育の支援担任でもあり、発達障害のグレーの子どもを持つ親として、とても学びがあり、そしてこれからの方策を考えさせられる内容でした。
尚、配信開始時にスムーズに動画再生されないトラブルが発生しましたため、配信期間を1週間延長して開催いたしました。配信開始からアクセスいただいた方にはご不便をおかけし、申し訳ございませんでした。
今回も、多くの方にお申し込み・ご視聴いただき、ありがとうございました。
次回は、8月に発達障がい支援セミナーを開催予定です。