ダライラマ14世講演会に参加しました(前編)

<Osaka YMCA International High School>

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11月23日(土・祝)、IHSでMUN(モデル国連)のクラスをとっている生徒を中心とした10名の生徒たちは京都市左京区の京都精華大学にいました。来日されている、チベットのダライラマ14世の講演会を聞きにやってきたのです。1500名を超える来場者の大きな拍手に迎えられ法王はゆっくりと話し始められました。暖かい人柄が数十メートル離れた私たちにも伝わってきました。
講演会は「世界を自由にするための方法」と題され、法王はご自身の平和に対するお考えをみなにわかりやすく述べられました。会場の多くを占める精華大学の学生のみなさん、そして高校生に向かって、これからの時代を担う世代としての心構えを示してくださりました。
法王ご自身はどのような人と話すときも常に変わらぬ態度、接し方で話されます。ご自身が「自分は仏教徒でダライラマだから、特別なのだ。」ということを考えてしまうと、とたんに偽善的な存在となり、相手との間にバリアができてしまう。そうすると何も伝わらないとおっしゃいました。
法王はまた教育についても詳しくのべられました。その中でも幾度と無くおっしゃったのが「Analyze(分析する)」ことの重要性です。何について考えるときも、与えられたもの、目に見えるものだけを受け入れるのではなく常にその先にあるものを深く考えなさいとのことでした。
ダライラマ14世講演会、後編は本校の英語教員キーナ・ジャクソンのレポートと生徒たちの感想文をお届けいたします。