国語科の先生から【受験現代文攻略法 その1】

<Osaka YMCA International High School>

【受験現代文攻略法 その1】
上記について、これから何回かに分けて書きます。
今日は第1回目
として、どのような文章が出題されるかについて確認します。
一昔
前までは、素材として小説や随筆も出題されたのですが、今はセンターテストを除きほとんど出題されません。出るのは主に評論文、つまり理屈の勝った文章です。なぜこういうものが出題されるかというと、大学入学後読まねばならない本が主にこういう類のものだからです。その際、誤読は致命的なので最低限の読解力は身につけておいてほしいという思いです。だからそれなりに意味はある。
策は2つあって、まず読み慣れること。新聞には「社説」というものがあるのでそれを読む癖をつけると、入試問題にも抵抗がなくなります。次に専門用語になれること。評論文にはふだん使わない小難しい言葉、「概念」とか「止揚」とかが出てきます。もちろん〈注〉で説明されている場合もあるが、そうでない場合もある。そういう時に困らないように慣れておく必要があります。
幸い、本屋に
行けば「評論文で使う用語集」のようなものが市販されているので、それに取り組んでみてください。