
夏のボランティア特別授業、第2弾では、大阪府の能勢町に行ってまいりました。大阪YMCAインターナショナルハイスクールで毎年行っている5月の特別授業の講師でもある、有機農業の農家、尾崎零さんの農場へお邪魔して農作業のお手伝いをするという研修です。尾崎さんの農場では1年の間に約80品種を栽培するという、少量多品種生産を実践している農家です。
そこで、有機農業とはなにか、農薬や化学肥料を使わないことによってはじめて手に入れられる安全な作物、またその畑を管理することの難しさなどを身を持って体験してきました。
尾崎さんは30年も前に、サラリーマン生活と決別し、当時まだそれほど知られていなかった有機農業を始めたパイオニア的な人です。 大阪府有機農業研究会(通称「大有研」)を立ち上げた人物でもあります。
夜はその尾崎さんをはじめ、元京大農学部教授の西村和雄先生、また本校で「環境論」を教えている丸谷一耕先生の講義を聞くことができました。自然と人間の関係性、有機農業、生き方、環境問題、本当に様々なことについて考えさせられる中身の濃い4日間でした。
最初は虫を見るたびに飛び上がっていた生徒も、ハードな農作業を経て、色々な講義を聞いて、ずいぶんとたくましくなったように見えます。
<大阪YMCAインターナショナルハイスクール>