宮崎 友彰

MIYAZAKI Tomoaki
02年卒業(12期生)

宮崎 友彰

経歴
池田市立渋谷中学校卒業
関西学院大学総合政策学部卒業
同志社大学大学院 総合政策科学研究科 博士課程前期課程修了
(2011年10月から)ロンドン大学バークベックカレッジ大学院 応用言語学およびコミュニケーション研究科 博士後期課程在籍

私が大阪YMCAを卒業して約10年の年月が経ちます。高校時代、生徒たちは授業以外に自由闊達に自分の興味関心のあることをしていましたが、私も例外ではなく、音楽合宿やオーケストラ活動など、自分が好きなことをしていました。それは青春の1ページとしては貴重過ぎる日々でした。

大学院入学後は、言語的人権という権利の一つを研究対象とし、先行研究の妥当性の検討をしていました。言語的人権は欧州では身近な権利として認知されている一方、日本での認知状況は芳しくありません。日本語による先行研究は限られた学者たちによってのみ行われている状況であり、今のまま日本にいても今後の自分自身の発展は望めないと思っていたところ、当時の指導教員から欧州への留学を勧められました。その後二度に渡る渡英と膨大な電子メールの数によるやり取りの結果、2011年10月からロンドン大学で研究を行うこととなりました。

今、私がロンドン大学での研究を行うという権利を勝ち得たのも、基礎的な英語力を養成してくれたYMCAの存在があったからこそだと考えます。ロンドン大学の教官による面接入試時に、担当教官に「あなたの英語は完璧だ」と言われましたが、それは堅牢な土台があったからこそと言えるでしょう。確固たる英語力の土台を築いてくれたYMCAには頭が上がりませんし足を向けて眠ることも出来ません。

もしこのページを読んでいる中学生、あるいは転入学を考えている高校生の方が、本気で自分の人生を創りたい、創り直したいと思うのであれば、入学試験を受験されることをお勧めします。また人生を真剣に考える人にとっても最適な学校と言えるでしょう。そして、豊かな高校生活を通して生涯を通じた友人を得た人は何人よりも恵まれていると考えます。