3回に分けて、お伝えします。アジア学院大阪研修レポート。まずは事前準備と1日目の様子からご紹介いたします。
11月10日〜12日の3日間、大阪・天王寺にある南YMCAを拠点に、アジア学院大阪研修を実施いたしました。
ここ数年は、IHS生が関わっていないプログラムでしたが、今年は在校生5名、姉妹学科の表現コミュニケーション学科から2名の生徒が参加しました。
〜アジア学院とは?〜
IHS Reunion & Networkingメンバーの皆様の中でご存知の方もいらっしゃると思いますが、アジア学院は、1973年の創立以来アジア・アフリカ・太平洋諸国の農村地域から、その土地に根を張り、その土地の人々と共に働く“草の根”の農村指導者(Rural Leader)を学生として招き、栃木県西那須野のキャンパスにて、国籍、宗教、民族、習慣、価値観等の違いを認めつつ、公正で平和な社会実現のために、実践的な学びを行っている学校です。
〜アジア学院・西日本研修旅行〜
主に都市の問題と社会福祉に焦点を当てています。様々な施設を訪問することで、学生は日本がどのように多種多様な問題に取り組んでいるのか学びます。下記4都市を主に訪問します。
・浜松 聖隷グループ(医療、社会福祉、教育)訪問
・大阪 日雇い労働者問題やホームレス、差別問題を学習
・水俣 公害による水俣病と、その人間や環境への影響を学習
・広島 広島平和公園訪問と平和問題についての研究
〜YMCAが44年間サポートするアジア学院大阪研修〜
大阪YMCAは、1973年から44年間、アジア学院の大阪での研修を受け入れております。
今年は、釜ヶ崎支援機構様と野宿者ネットワーク様を訪問し、日雇い労働者・路上生活者問題を学ぶグループ。
関西沖縄文庫様を訪問して、大阪在住沖縄出身者が受けた少数民族差別の歴史と現状を学ぶグループ。
在日コリアン・マイノリティー人権研究センター(KMJ)様を訪問し、在日韓国・朝鮮人が受けた民族差別の歴史と現状を学ぶグループの4つに分かれました。
