12月23日・24日の2日間、IHSと表現コミュニケーション学科合同で、西成区釜ヶ崎においてフィールドワークを行い、IHSからは1年生の3名が参加しました。
初日は、日本基督教団・西成教会を訪れ、教会員の方や三重県で農業を学ぶ愛農学園高校の生徒さんたちと一緒に、靴下・帽子・手袋などのプレゼント準備作業。
作業前に、「いこいの家」の米加田先生より、この活動を始められた金井牧師の言葉をお読みいただきました。その中で「釜ヶ崎で、何ができるかより、何を学べるか」ということが大切という言葉を紹介していただきました。先生のお祈りと共に、そこに集う一同の心を1つにして、作業にとりかかりました。
タオルを丁寧にたたみ、プレゼントが入ったビニール袋の空気をしっかり抜いてから口を結んだり。一人ひとりが臨機応変に動きながら、600セット以上のプレゼントを作ることができました。プレゼント作りの後は、みんなでお茶とお菓子で休憩しながら、今日の感想やこの活動への思いを1人ずつシェアしました。
2日目は、前日作ったプレゼントと、関西のいろいろな教会から届いたお弁当を日雇い労働者の方々にお渡しするために、「あいりん労働福祉センター」を訪ねました。
準備作業では、お弁当に手作りのクリスマスカードを挟み、慎重に数を数えながら、準備を進めていきました。プレゼントの仕分け作業の後、3グループに分かれて、地域をよく知る先生やボランティアの方のガイドで、あいりん地区を案内していただきました。
16:00から一斉に、プレゼントとお弁当を渡す作業を始めました。センターの外まで続く行列や雰囲気次々プレゼントを渡す忙しさに圧倒されながらも、一人一人に「メリークリスマス」「どうぞ」と心を込めて手渡しました。
終了後、「いこいの家」で全員で振り返りをしました。「ありがとう、うれしいわと言ってもらえて良かった」「いろんな方の様々な思いと時間が集まって、今日のこの活動がある。ここに参加できて本当によかった。」そんな言葉を聞くことができ、改めてこの活動の大きさを感じました。





