海洋キャンプin阿南

35_11.jpg大阪YMCAの所有する施設に「大阪YMCA阿南国際海洋センター」という海のキャンプ場があります。ここIHSへ入学してきた新入生は、毎年5月に、この施設で数日間に渡ってのキャンプを実施します。
昼間はカヌーをはじめ、ヨットやカヤック等、風と波を体で体験しながらのいろんなプログラムを実施。ここ「大阪YMCA阿南国際海洋センター」は野々島という無人島を所有しているのですが、その無人島でのアウティングでは、火熾しから、海岸の石を集めて来てのかまど作り、飯盒でのご飯、そしてカレーとすべて自分たちの手でランチを作りました!そして、夜にはBBQやキャンプファイヤー、そして各グループで出し合うゲームを行い、皆の大きな笑い声が山に当たっては跳ね返って来ます。

見上げれば満天の星空と夏を待つ木々のささやきには「わぁ~」と都会っ子の感動が。

こうしてアクティブに過ごした後、毎日宿舎では二段ベッドで皆ぐっすりです。

山と海に囲まれた大自然の中、共同生活を通してクラスメイトの新しい表情や異なる考え方を知り、他人を、そして自分を思う事を学ぶ。

キャンプを終え日焼けした皆の顔には、その醍醐味を味わい少し大人になった表情がありました。

○生徒の感想・その1

35_52_1.jpg阿南に行くまで私はとても楽しみな反面少し緊張していました。電車、フェリー、バスを乗り継いで約5時間、やっと着いた阿南。ここでたくさんのステキな思い出を作ることになりました。
ヨット、カヤック、カヌーの体験、無人島での野外料理、きもだめし、バーベキュー、キャンプファイヤー、夜のおしゃべり…どれもとても楽しかったけど私が一番印象に残っているのはカヌーに乗ったときのことです。カヌーはヨットほど頭を使わずカヤックほど体力を使わないので、私は楽勝だと思っていました。でもカヌーはチームワークが大切でそんなに簡単なものではありませんでした。その日は波が高かったけど私は多分大丈夫だと思っていました。

でも、4隻のカヌーのうち私の班が一番最初に転覆してしまいました。一瞬恐かったけどなぜかとてもおかしくて、私は海に浮きながら爆笑していました。服はびしょぬれになるし、髪は海水で傷むし、後からすごく寒いし最悪でした。でもなぜかおもしろくて仕方なかったのです。

あと印象に残っていることといえば、虫です。阿南にはいろんな虫がたくさんいて、虫が大の苦手な私は毎日すごく怖かったです。長いムカデや見たこともないくらい大きなクモ…叫びすぎてのどがつぶれそうでした。最後の日になると小さな蛾ぐらいそんなに気にならなくなっていました。そんな自分が少し怖くなりました。

いろんなハプニングはありましたが、とにかく楽しかったです。この4日間でたくさんのことを学び、たくさんの素敵な経験ができ、たくさんのものを得ることができたと思います。友達とも今までよりもっと仲良くなれてすごくよかったです。また行きたいと思いました。

○生徒の感想・その2

35_53_1.jpg僕は小学生の頃、阿南キャンプに一度行きました。その時もすごく楽しかったですが、IHSでの阿南キャンプもそれにひけをとらない程楽しかった。
一番楽しかったのはカヤックです。小学校の頃から得意分野だったんですが、腕は少しも衰えていませんでした。でもよく人の船にはぶつかりました。三日目にはカヌーに乗りましたが、カヤックと違って4人でやるから、なかなか息が合わず全然進みませんでしたし、岩にぶつかって沈んでしまいました。無人島に着いた時は、すごく寒い思いをしました。そのかわり、カレーはうまかったです。帰りもかと思ったんですがすごく穏やかだったから、行きは一時間だったのところを10分で着けました。夜のキャンプファイヤーの出しものは、みかが急に出しもののゲームを変えると言ったから本当に驚いた。

山手線ゲームをやったんですが、いまいちルールがわからないから一ぬけました。(第一、ゲームを変えないで欲しかった。)

最終日はちょっと名残惜しかったけど、阿南を出て大阪に帰りましたが夏休みにはチャンスがあったらまた行きたいです。あと、今度は違う友達もさそってみたいと思います。

○生徒の感想・その3

35_55_1.jpgこのキャンプで沢山の初めての体験ができた。みんなと長い間話をして、学校にいたらわからなかった部分が見れたり、助け合いできた。特に海に出た時は声をかけ合って頑張れた。海はとても風が強く、水は冷たい。船がひっくり返った時は必死にもがいて岩にしがみついた。みんな自分のことで精一杯のはずなのに、お互いに気づかい合えたのが不思議に思えた。水にぬれた服や靴は気持ちが悪かった。でもシャワーに入った瞬間、寒かったことや、疲れなどが水と共に一気に流された。
海の上に漂っている時少し恐怖をおぼえた。

なぜなら海はとてつもなく広くその中に荒い波も加わっていたから。カヌーに乗っている私たちはまるで小枝のようだった。

しかし「one」「two」と声をかけ合う事で気をまぎらわせた。

こんな貴重な体験が出来て本当に来てよかったと思います。これからもみんなで助け合って思い出をいっぱい作りたいです。