<インターナショナルスクール通信 大阪YMCA IHS>
今年の3月に卒業した20期生の保護者の方からコメンスメントに寄せてコメントをいただきました。現在は進学先の大学で張り切って勉強しているそうです。
コメンスメントに寄せて 卒業生保護者 冨村 恵子
入学からはや3年。青春真っ只中、子どもから大人へと大きく変化する高校時代をIHSで過ごすことが出来、本当に良かった...と、感謝の気持ちでいっぱいです。
沢山ある高校からIHSを選んだのは、娘が留学をしたいと言い出したのですが、まだ一人ではとても海外ではやっていけないだろうと判断したためです。
中学時代不登校だった娘は案の定、IHS入学当初にも些細な事で登校しづらい事が何度かありました。そんな時友達のように親身になって話しをしてくれた先生。先生と話しをするだけでホッとして、次の日は登校することが出来ました。
少人数の学校でもあるため、どの先生方とも密に接することが出来、認めていただくことが多々ありました。ネイティブの先生方は沢山褒めてくださるので自信もつきました。
気づけば楽しくてたまらない高校生活。長い休みには決まって「早く学校行きたい~」と言っていました。
自由な校風に初めは戸惑うこともあったようですが、すべてが自分の責任である事に気づき、判断力、決断力、そして行動力までが身についたと感じます。
また国際的な学校で勉強したおかげで物事を大きな見方でとらえることが出来るようになったとも感じます。そして学年を越えての交流が多く、クラブ活動がなくても下級生から先輩として慕われる喜びもありました。
卒業式後のホールのステージでは下級生が卒業を祝って歌やダンスを披露してくれたことも嬉しく思いました。卒業式の最後のスライド上映では沢山の行事があったことにも気付かされました。皆の満足した笑顔が沢山の写真から溢れていました。
卒業式後の立食パーティーでは他の学年のお母様方が準備された食事で賑わうことが出来ました。私自信も3年間PTA活動に参加させていただき沢山の友人が出来ました。高校生ともなれば学校での出来事を逐一報告するわけでもなく、様子がわかりずらいものですが、お蔭さまでお母様方と情報交換することで学校での様子がわかり、また思春期の悩みも心を開いて話し合うことができました。幼少の時と違って、なかなか親同士がここまでの絆を作るのは難しいのが一般的なのに本当に素晴らしいことです。子どもだけでなく私も成長させてくださったIHSを卒業するのは残念なくらいです。
娘はこの3年間の大きな成長を土台に大学へ元気に通っている様子です。3年前、一人で大阪を歩くことも不安だったのに今、一人暮らしをして大学に通うことが出来るようになったのは紛れもなく高校生活で手に入れることが出来た自信があるからだとつくづく感じています。
先生方をはじめ皆様に感謝すると同時にこれからの学校の益々の発展をお祈りいたします。
ありがとうございました。