<2006年6月13日~15日>
新緑もまぶしい初夏の京都で高校生たちが白熱のディスカッション。この日のために一年を費やして準備に準備を重ねてきました。
モデル国連とは、MUN(Model United Nation)とも呼ばれる催しで、関西、そして沖縄から英語教育に力を入れている学校が出席する実際の国連さながらの討論会です。それらの学校の中でも 特に英語力に優れた生徒たちが、国連加盟国になりきって英語で議論します。求められるのは英語力だけではなく、各国の現状を調べ、問題点の分析をするとい うことまで必要となってきます。
そのような大会に出た本校生徒の感想をご覧ください。
本校生徒の感想
正直言って、参加を決めるまでは国際問題について、そして議題となった子ども兵士、難民問題については全くといっていいほど何も知りませんでした。けれど調べていくにつれてその現実を見せ付けられ、こういった問題を話し合うのだと思うと中途半端な気持ちではとても参加できないと思いました。今回の議題の問題について実際に見たり体験したりということは日本に住んでいてはまずないことで、もちろん私も資料を読んで想像する以上のことはわかりません。でも、わからないからといってそれらから目を逸らしていては何も始まりません。問題を抱える国の意見を聞きその国と自分の国の立場や状況を考え、解決策を提案する。受け入れられるときもあれば撥ね付けられるときもある。革新的に状況を変えることは難しいです。少しずつ、でも確実に状況は良くなるはずだと信じながら会議に参加していました。三日間という短い期間だったけれど、国際問題について真剣に考え抜いた時間は本当に充実したものだったと思います。世界から目を逸らせてはいけない、そのことを強く感じました。
3年生 女子