<Osaka YMCA International High School>
2年生の特別集中授業もいよいよ大詰め。最終日の24日(金)にはIHS卒業生(7期生)で車椅子バスケットボール日本代表の吉田絵里架さんが講師として来てくださいました。兵庫県で車椅子バスケットボールの普及活動をされているチームWeBの方々もサポートしてくださいました。3時間の授業のうち、最初の1時間は教室で車椅子バスケットをはじめ、アダプテッドスポーツと呼ばれる障害者スポーツの歴史を学びました。
その後、場所を体育館に移して競技用の車椅子を組み立てるところから実技の授業は始まりました。ほとんどの生徒が初めて見る「バスケットボール用車椅子」。その軽さや普段よく見かける車椅子との違いに興味しんしんでした。扱い方も一筋縄ではいかず、まっすぐ進むだけでも一苦労。チームWeBの皆さんにたくさん用意していただけたので全員が心ゆくまで練習をすることができました。
ただ、車椅子で進むだけでもなかなか大変ですが、その上バスケットボールという競技を行うのは想像以上の運動でした。簡単にルールの説明を受け、みんなおっかなびっくりボールと車椅子のどちらにも気を取られながら少しずつ、ドリブルやシュート、パスの練習をしていきました。
講師の吉田絵里架さんもびっくりしていたように、高校生の慣れの速さには目を見張るものがあります。最後には、かなりハードな試合もこなし、みんな車椅子バスケットの魅力に取り付かれていました。このような貴重な機会をいただけたこと、生徒、教員ともどもとても感謝しています。今度は私たちが、「車椅子バスケットボール」の普及のために何ができるか考える番です。