<インターナショナルスクール通信 大阪YMCA IHS>
二日目に私たちが向かったのが、チェンマイ近郊にあるElephant Campと呼ばれる象保護センター。ここには、日本のテレビでも紹介された絵を描く象がいます。他にもサッカーをしたり、ダンスをしたりと芸達者な象たちが訪問者を迎えてくれます。その上、実際に象に乗ったり、えさをあげたり、身近に象を見たりさわったりという貴重な体験ができるのです。
生徒たちも二人一組になっておっかなびっくり象の背中に。想像以上の高さに最初は怖そうにしていたものの、すぐにそのゆったりとした独特の歩くリズムに身をゆだねて楽しむことができました。森の中を進み、川をわたり、時折休憩したりとのんびりとした時間を過ごしました。他にも、Ox Cart(牛車)に乗ったり、昼食後には竹でできたいかだにのって川をくだったりと、万事が日本とは違う時間の進み方でした。真冬の日本を後にして、ようやくなんだかひとごこちついたような、そんな気持ちを生徒も先生も味わったのでした。
のんびりした後は、この研修の一つの大きな目的ともいえる、「さんたの家」訪問です。チェンマイ郊外のサンカンペーンと呼ばれるのどかな田園地帯にあるエイズ孤児のための孤児院なのですが、この施設を設立、運営しているのはなんと日本人のやさしそうな(まさしくサンタさんのような)おじさんなのです。いったいどんなところなのでしょう?「サンタの家」訪問の様子は次回お伝えしたいと思います。