夏のボランティアキャンプ 有機農業体験

<インターナショナルスクール通信 大阪YMCA IHS>

 
農業10-1.JPG 毎年夏の恒例行事「有機農業体験 ボランティア研修」が今年も行われました。1年生から3年生まで希望者を募って3泊4日で大阪府の北部にある能勢町で有機農業のお手伝いをするというボランティア研修に今回は12人の生徒が参加しました。
 どの生徒も炎天下で暑そうにしながらも、黙々と農作業にいそしんでいました。農薬や化学肥料を一切使わない有機農業という形態について、事前学習会でしっかりと学んでからの参加ですが、そこは実際の作業と涼しい教室で学んだこととは勝手が違います。草刈りや取入れなど、地道な作業を黙々と続けることで少しずつ前に進んでいくということを身をもって学んだと思います。それでも、草刈りを終えたあとの畑を見渡して、やり遂げたという達成感に生徒たちも満足げな表情でした。

農業10-2.JPG 農作業の合間には畑で取れたてのトマトをいただいたり、最終日にはスイカ割りをしたりと楽しみもありました。特に、畑でありったけの太陽を浴びて温かくなったトマトの甘さには皆おどろいていました。また熱中症にも気をつけながらこまめに水分をとるようにこころがけました。
 お世話になったのは、尾崎零さんといい、有機農業の分野では第一人者といわれる方です。インターナショナルハイスクールとは長年お付き合いがあり、毎年5月に行われる特別授業の講師としても興味深いお話をしてくださいます。今回は尾崎さんともう一人、昨年まで尾崎さんのところで研修生として研鑽を積み、今年から独立された植田歩さんの畑でも作業をさせていただきました。夜には、講師としてこのお二方を招き、有機農業にとどまらず様々な話を聞くことが出来ました。生徒たちも昼間の作業の疲れも見せず、熱心に聞き入っていました。
農業10-7.JPG ほんの短い間の作業で、有機農業のその入り口さえもまだ見えてはいないような状況だとは思いますが、12人の生徒たちはそれぞれの思いを胸に少しばかり成長したように見えます。農業10-5.JPG

農業10-3.JPG

農業10-6.JPG農業10-4.JPG