公開授業を実施しました

8月1日(金)、本校では中学校の先生方をお招きし、1〜3年生それぞれの授業を見ていただきました。

◆1年生:世界はどうつながっている?「貿易ゲーム」で実感

1年生は、チームに分かれて「資源国」「技術国」といった仮想の国を演じながら製品を作り、他国と交渉して取引を行う「貿易ゲーム」に挑戦しました。
限られた道具と資源、そして駆け引き。
ゲームが進むにつれ、あちこちで「え、うち全然不利じゃない!?」「道具ないと何も作れない!」という声が飛び交い、熱気と混乱(!?)の中で各国の戦略が浮き彫りに。
最終的に大きく差がついた結果を見て、生徒たちの表情が変わりました。
「世界って最初からフェアじゃないんだ」「交渉力って大事!」
英語を使ってのやりとりだけでなく、経済格差や国際関係のリアルな構造に触れるきっかけになったようです。
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◆2年生:英語で伝える「いのちの危機」:絶滅危惧動物について調べ、発表する

2年生は、IUCNレッドリストに掲載されている絶滅危惧種について調べ、英語でグループプレゼンテーションを行いました。
オカピ、フロリダマナティー、チーター、タスマニアデビル...。
あまり聞きなれない動物たちの"いま"を、世界中の公式情報からリサーチ。
「どんな動物?」「どこに住んでる?」「何が原因で絶滅の危機なの?」
こうした問いをもとに、英語でスライドを作り、自分たちの言葉で発表していきました。
「え、この動物、人間のせいで減ってるの?」「もっと守る方法ないのかな?」
発表には、ただの情報ではなく、自分ごととして感じた「思い」が込められていたのが印象的でした。
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◆3年生:自分だけの問いを世界へ:Research Project 中間プレゼンテーション

3年生は、現在進行中のリサーチプロジェクトの中間プレゼンを英語で実施しました。
テーマは完全に自由。
ある生徒は「喫煙の興隆と衰退」、ある生徒は「電気自動車と未来の交通」、またある生徒は「学校におけるメンタルヘルス意識の向上」----。
プロジェクトはまだ道半ば。それでも、「なぜこのテーマに興味を持ったのか」「何を掘り下げたいのか」を堂々と英語で語る姿は、まさに「探究の入り口に立つ研究者」そのもの。
今後さらに考えを深めていく姿に、これからの成長がますます楽しみになりました。
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IHSでは、生徒たちの「今の興味」を起点に、社会や世界とつながっていく授業スタイルを大切にしています。
お暑い中、来校くださった先生方、ありがとうございました。