<2008年6月23日~25日>

英語教育で知られた高校から生徒たちが集まり国連さながらに世界の諸問題について討議するモデル国連。毎年のように白熱するこの大会が今年も京都国際会議 場で開かれました。大阪YMCAインターナショナルハイスクールの生徒たちも例年通り参加し、有意義な3日間を過ごしました。
今年はG8の世界外相会議がその京都国際会議場で同時期に開かれるということで、例年とは比べ物にならないくらいの警備の中モデル国連も開催されました。生徒たちも全てIDのチェックを受け、物々しい雰囲気の中緊張した様子でした。
しかし、一年間をかけて用意してきた彼らの顔には自信もみなぎっています。地図の上でしか知らなかった国の代表になってその国の国益の為、世界中の国々と渡り合わなければならないのです。その準備たるや大変なものであったでしょう。
そんな生徒たちの感想を一部ですが、ご覧下さい。
3年生 男子
This year was my second chance to go to the MUN in Kyoto. Last year the agenda topic was Child Labor and this year it was the effects of armed conflict on children. I found both of these topics were very difficult for me to fully understand, but discussing these important issues with students from other schools helped me to improve my English skills while enjoying making new friends. I recommend anyone who is interesting in studying English to learn more about the MUN.
今年で二度目のモデル国連への参加となりました。去年の議題は児童労働でしたが、今年は武力紛争による子どもたちへの影響についてでした。この二つの問題 に関してきちんと理解することはとても難しかったのですが、他の学校の生徒たちと議論することは私の英語力をとてもアップさせてくれました。新しい友達を 作ることも出来ました。英語を勉強したいと思っている人にはこのMUNはおすすめです。
3年生 女子
Attending the Kyoto MUN provided me with a great experience. This was because I got to perform as a delegate representing the country of Myanmar. Many of the issues we discussed where problems that people from Myanmar face everyday such as child soldiers. My responsibility was to speak on behalf of a country that the current controlling government does not follow all of the rules and regulations that humanitarian organizations recommend. Cooperating with other delegates who had different points of view gave everyone a chance to create abstract resolutions.
京都のモデル国連に参加して、大きな経験をすることができました。というのも私はミャンマーの代表という立場だったからです。少年兵問題といったような今 回の議題の多くはミャンマーの人々が毎日直面している問題でもあります。私の務めは国を代表して話し、現在の政府の立場として国連人権委員会が示す全ての 規則に従うことは出来ないと主張することです。違う視点を持つほかの代表と協力することによって要約された決議案を作り上げることができました。