夏期ボランティア研修 in ニュージーランド(3)

生徒たちの感想文をどうぞ。

ホームステイ1.JPG3年女子
 ロトルアでは、日本では体験できないような色々な経験をさしてもらいました。一週間の間に、とても大きなアイスクリームを食べたりダックバスでロトルア観光に行ったり、マオリ族の色々な話を聞けたり、硫黄の温泉へ入ったり馬に乗ったりタウランガへ行ったり買い物したりロトルア湖を掃除したり。ロトルアは硫黄の街だという事を知りました。街の公園の池から湯気が出ていたり硫黄の臭いが町中でしていたりしました。スパがあり、そこは硫黄の温泉で肌がツルツルになりましたが、日本で日焼けしていた私は硫黄が肌に少し強くてヒリヒリしました。滞在して7日目にはキープロトルアビューティフルに参加し、ロトルア湖をみんなで掃除をしました。なんでこんなものが?と言うような物までも湖添いに落ちていて、どれだけ湖が汚れているかを知りました。これはニュージーランドのロトルア湖だけとは限らず、日本も同じだと思いました。海外から日本に来た学生が日本を掃除するのではなく、日本にいる、日本で生活している日本人が掃除をしなければならないのではないかと。その前にまず汚してはいけないという事を改めて実感しました。
 ロトルアではジョーンポールカレッジに通いました。私達の先生のミシェルは、私のホストファミリーと同様、ものすごくよくしてくれました。色々な物をみせてくれたり、マオリ語を教えてくれたり、ニュージーランドの方言を教えてくれたり。初めの方は私も授業中寝てしまったりしたけど、ミシェルは私が大好きな先生の1人です。

3年女子
 お父さんは会う前から警察官と聞いていて「怖そうやな」と思っていたら、見た目もちょっと怖そうな人でした。ホームステイを初めてからもなかなか私たちと喋ってくれませんでした。そしてお父さんとしゃべろうとしてもお父さんの英語はかなり聞き取りづらくて、なかなかコミュニケーションをとることができませんでした。だけど「一緒に写真を撮ろう」と話しかけたら「いや」と言って照れながら逃げたりしてたけど一緒に写真を撮ってくれました。学校の帰りはずっと迎えに来てくれたり、遅刻しても待っていてくれたり第一印象は怖かったけど、本当はやさしい人なんだなと思いました。お母さんは初めて会ったときからめっちゃフレンドリーな人でした。日曜日には「ここに行きたい」と言ったらいろいろな場所につれて行ってくれてすごく優しい人でした。そして私が英語をしゃべれないのを分かってくれていて、わかりやすい簡単な単語ばかりで喋ってくれたり、すごく気を使ってくれました。

ホームステイ2.JPG2年男子
 毎日の日課である散歩について行き、海外の細かい路地をさんぽするのははじめてで、裏山に近い所まで住宅地を抜けて散歩をしたのですが、そこで、日本で道を歩いていても絶対にありえない「日本人とニュージーランド 人」の国民性の違いを感じました。それは、犬を連れて散歩をしていたり、夫婦でウォーキングしている人達が、犬を連れている私たちの横を通りすぎるときです。目が合った瞬間にお互い何事も無いのに、ごくごく自然に笑顔で挨拶をしていました。  "Hi. How are you?" このように一見なんでもないちょっとした会話ですが、これを日本に置き換えてみるとありえない事だと思います。
  でも、これはホストマザーのいつもの散歩道で顔見知りだから、挨拶をちょっとかわすのかな。と疑問に思ったので、次の日、学校から帰って犬と一緒に私1人で散歩に行く事にしてみました。そして何分か歩いていると、向こうから夫婦が歩いてきたので、通りすがる時にちょっと笑いかけてみました。すると、気持ちよく2人とも  "Hi. How are you?" などと声をかけてくれました。笑顔でちゃんと挨拶を返してみて、とても嬉しい気持ちになれました。
 その日から、ほぼ毎日散歩をし続けたのですが、散歩をしている夫婦に限らず、庭や芝、車などの手入れをしている人、子供を車に乗せている途中など、自分がちょっとなにかをしていたとしても、皆さん笑顔で声をかけてくれました。
 毎日たくさんの人に出会い、"Hi"など一言ですが、笑顔で挨拶を交わすのにも慣れ、自分から進んで挨拶をしてみたりもしました。だから、たとえホストマザーが散歩を毎日していたとしても、それは顔見知りだからと言って挨拶をするのではなく、本当に誰にでも、国籍が明らかに違う私のような日本人にも自然に気持ちよく挨拶をしてくれる。そこが日本とは全然違うなと思いました。
 このような人の温かさがロトルアを安心で綺麗な美しい街にしているんだと思いました。

 

ホームステイ3.JPG1年女子
 「自分の英語は通じるだろうか、大丈夫かなぁ?」と心配に思ってしまったけれど、「頑張らないと何もできない。」と思い、「へたくそでもいい、英語を学びに来ているのだから、始めから英語ができなくて当たり前だ。」と、強気でいこうと決めました。始めは、すごく緊張して、ホストマザーが言ってきた質問に答えるだけで精一杯だったけれど、だんだん慣れてくると、会話が成り立つようになってきて、すごく嬉しかったです。でもホストマザーの(日曜日までトイレは行っちゃいけないよ!)という冗談は全然笑えなくて、「可笑しな親子だなぁ」と今でも思っています。
 日本では当たり前の習慣もニュージーランドでは当たり前ではなかったり、日本にはない習慣がニュージーランドにはあったりで、慣れない部分もあったけれど、「それも日本に居たら分からない、ニュージーランドに行って初めて分かることなんだ」と思います。日本では決して料理をすることのない自分が、ホームステイしている間、ずっとホストマザーと一緒に料理をしていました。自分でも不思議なくらいで、ホストマザーが、「いつも一人で夕食を作っているから、優希が来てくれてから料理をするのが楽しいよ!ありがとう。」と私に言ってくれた時、「あぁ、私でもちょっとは手伝えているのかな。」とこっちが感謝する方なのに、「ありがとう」とは言ってもらえるとは思っていなかったので、嬉しいなぁと本当に心の底から思えてきて、ホストファミリーとの距離を少し縮めることができて、すごく嬉しかったです。

 

ホームステイ4.JPG2年男子
 午後はジョンポールカレージの生徒たちとバスケットをしました。そこのほとんどの生徒は、僕より身長が高くってバスケットするときは差がありました。 何をして何を食べてどんな生活をすればこんなに背がこんなに高くなれるかを考えてました。バスケが終わった後は、生徒たちといろいろ喋ったりしました。「日本のどこから来た?ニュージーランド来たことある?ほかの国に行ったことある?大阪は、どんなところ?」とかいろいろ聞かれました。みんな明るくってフレンドリーでした。その後は生徒たちがハカをしてるのを見せてもらえました。ハカを見せて貰ってるときはどう言ういみなのか知りたかったです。
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 九日目はTa Puiaのマオリコンサートに行きました。入場料すごく高かったです。マオリコンサートは迫力がありました。なぜ舌を出すのが威嚇なのかがよく分かりませんでした。マオリの人にとっては怖く見えるのかな?と思いながらコンサートを見ました。今回ニュージーランドに行って楽しかったです。二週間行っただけで英語がうまく聞き取れるようになりました。

3年男子
 どんなホームステイだろうか?とか上手くやっていけるのだろか?同室のT君とも上手くやっていけるのだろうか?とても心配でした。しかし、ホストマザーのレイチェルさんはとても優しい人でした。ホストファザーは海外の方で仕事しているらしく会うことができませんでした。ホストブラザーのジャクとビーンは、ジャクの方が10歳で少しおとなしく真面目なこでした。ビーンは7歳でやんちゃでした。あと二匹の犬がいて、一匹目はおばぁちゃん犬でもう、一匹は子犬でした。すごく良いホストファミリーでした。私たちの部屋はガレージの上でひろかったのですが、虫やポスタムが屋根の上で歩く音や風でトイレのドアが開いたりと色々と困ったこともありました。最初は幽霊だと思い二人でこわがっていましたが。レイチェルさんに聞くとそれは、こうだよと教えてもらいすごく安心して眠ることができました。