夏期英語/環境ボランティア研修 in New Zealand 3

今回の研修に参加した生徒たちのレポートからの抜粋です。

3年生 女子

 ニュージーランドで過ごした2週間は長いようであっという間でした。
ロトルアは自然がいっぱいで道路のすぐ隣に牧場があってそこに馬や羊や牛たちがいたり、ファームへ行って何百頭の牛たちを丘の上で見た時は別世界のように感じました。外国へ行ったら世界観が変わるとか視野が広くなるというのは、まさにこの事かもしれません。ロトルアへ来て山や牧場などの大自然や動物たちにとても癒されました。

ホームステイも人生で2回目だったので最初はすごく緊張しました。でも、とても気のきいた優しい夫婦のクレアとジャスティンだったのでホームステイが幸せでした。犬のポピーも人なつっこくて、朝は部屋まで入ってきて起こしに来てくれるし、いつも私の太ももに顔をよせてくっついてくるし、私がソファーに座っていたらひざの上に飛び乗ってくるし、一つ一つの行動がめちゃくちゃ可愛かったです。休日にホストマザーのクレアの友人の家に遊びに行ったのですが、そこには雄大な牧場が広がっていてそこで飼われている犬たちが羊と一緒に広い牧場を駆け回っていたりだとか、ポピーを連れて近くの川へ行った時に、着いた瞬間にリードを外して草原を駆け回った後に川へ飛び込んでいき嬉しそうに水浴びしてるポピーを見ると日本と全然違うなぁと思い、ビックリしました。ロトルアで飼われてる犬たちは本当に幸せだなと思いました。

2年生 男子

ロトルアに着き、初めに驚いたことはというと、硫黄の匂いが街中ですることであった。街中の人たちの中には、靴を履いていない人もおり、その事をスタッフである、たかほさんに尋ねてみると、ニュージーランドには靴を履かないことはそれ程不自然なことではないらしく、夏には履かない人も多々見られるとのことであった。他に、それぞれの町の名前も、ニュージーランド特有なものが多く、(Rotorua,Taurangaなど)後の方で気になり、調べてみた結果、マオリ語が語源である町の名前が多いことがわかった。またJohn Paul college(以下、JPCと表記)という地元の学校に着き見学した後、校内のマオリ族の教会を訪れた際に、マオリ族の伝統的なウェルカムの儀式であるHakaを僕たちのために披露してくれたのだが、その迫力には驚かされた。マオリの文化なども日本とは全然違うようなものばかりで、個性的なものが沢山見られ、興味深いものであった。

3年生 男子

・・・6時には帰り、日曜日は必ず家に居たり、家族との時間を大切にする。といった考え方は、とても暖かくて素晴らしい物だな。と思った。なぜなら、日本の大多数の父親は、帰る時間が8時とか、遅くなる日はとても遅い時間まで会社にいる。そして、日曜日は絶対家族と過ごす、という習慣が無く、子供と親の距離がどんどん遠くなってしまい、あまり話す機会ももてず、年頃になると何故かぎこちない親子関係になってしまう。と言った家庭環境の人達が日本には少なくないと、思うからです。最近の日本では、隣人や、家族全員で近所の人達と交流を持つ人も少なくなってきているし、地域環境、家庭環境共に、日本は発達出来ていないと、感じました。
 最近の若者はなっていないみたいな言い方をする政治家なども多数居てますが、そうゆう風に思うのなら、地域環境や、家庭環境から変えていくために政治家と言う立場にせっかく置かれているのだから、日本を変える為に出来る事を具体的に考えて強く発言してくれたら、日本も大多数の英語圏の人達の様な豊かな家庭環境を築ける、と感じました。

3年生 女子

 この2週間を通じて、私は自分の無力さを改めて思い知らされ、そして仲間がいてるという事のありがたみを知りました。今の私ではきっとこの2週間を一人で乗り越える事は出来ませんでした。ホストファミリーはもちろん、小路さん、たかほさん、せいこさん、YMCAのNZメンバー、出会ったすべての人たちに感謝しています。全く知らない場所でのホームステイ、団体行動、通学、人とのコミュニケーション、生活のすべて、ひとつひとつが自分自身にとても良い刺激になったと思います。

そしてニュージーランドから帰ってきた今、とてもたくさんのことをたくさんの人に教わってこの2週間の事を改めて思い返す事でまたひとつ成長できたのではないかなと思います。

3年生 男子

普段YMCAに通っている時以上に英語を使った為に、英語の単語力や会話力が少し上がったと思う。英語力に関しては、ホームステイ先でホストファミリーと英語でやりとりをしたり、毎晩ホストファミリーとお互いの国の文化やニュージーランドと日本の違いについて話したりしていたから、このボランティア研修に行く前に比べて、自分でも十分わかるぐらいに上達したと思った。

あと、ジョン・ポールカレッジに通う中で一つ不思議に思う事があった。それは僕たちYMCA生が良く、中国人に間違われた事だ。確かに、ヨーロッパの人々からすれば、アジア人の区別なんか、なかなか見分けがつかないと思う。それにしても、僕がニュージーランドに来た2年前はそんな事はなかった。もしかしたら、それはたまたまだったのかもしれない。でももし何かがあって、そうゆう事が起きているのであれば、僕が思うに、今の国の経済状態などが関係しているのではないかと思う。

3年生 男子

 That was my first time to go to the southern hemisphere, and really I've never been out of Asia before New Zealand. And also my first southern hemisphere country and my first country out of Asia is "New Zealand". New Zealand was a place away from all the northern agonies over-polluted, over-populated, suicide booming threats, nuclear weapon...(they don't cover all the northern world together, but pretty much there's always 1 above anywhere.) But animals and humans getting along together, it's no more then a paradise. So my life had earned a short break from the annoying morning trains, the uniform-looking crowded people in suits, the stressful shrilling language...it's like the stress getting stronger day by day, but once you release it all it's hard to carry it all on again. That's exactly how I felt after I got back from New Zealand, I'm still dealing with it.

2年生 男子

  知らない人どうしでもすれ違いざまに"Hi."。バス停で隣の人に時間を尋ねれば、そこからバスが来るまで話が続く。小学校で「知らない人とは話しをしないように」と注意をよびかけるプリントが配布され、下校中の児童に声をかけるだけで騒ぎになる日本では、まずありえない光景です。別に日本が悪いと言っているわけではありませんが。日常の中にあるちょっとした人付き合いに、ニュージーランド人の国民性を垣間見た気がしました。

2年生女子

 (学んだことの)一つ目は、思う様には行かないという事を頭だけで理解するだけでなく、ちゃんと思い知らなくてはいけないということです。日本にいれば当たり前に出来ることが簡単に出来なかったり、通じると思っていた自分の英語は、どれだけ文法や単語が正しくても発音が違ってうまく伝わらないことがとても沢山ありました。自分のボキャブラリーが少なく表現できないことがあって、それを他の単語を使って言い換えるということもほとんど出来ず、イライラして諦めたこともありました。でも、考えて、工夫して、話してすんなり通じたときの達成感はとても大きくて私は感動しました。

1年生 女子

(ホストマザーの)MichelleはJPCの先生で、私のつたない英語もうんうんって聞いてくれて、私が彼女の言っていることが分からなくて混乱した時はわざわざ紙やノートに書いてくれたり、辞書を使って私に分かるように説明してくれたりで、本当に優しい人でした。ホームステイファザーの英語は少し聞き取りづらくて私が困っていると、10才のBradが隣で力いっぱいジェスチャーをしてくれたのが面白かったです。初めは全然話せなくて辛かったけど、一週間目ぐらいで慣れてきて普通に話せるようになってて嬉しかったです。家には子供が三人いて、とても賑やかでした。ご飯を食べ終わるとすぐに「ねえねえ、遊ぼう!」「かくれんぼしよう!」「このゲーム知ってる?」と誘われて、寝る前まで遊んでいたりしました。

 初めにびっくりしたのは、朝JPCに行く時に渡されるランチです。りんごとサンドイッチ、以上!みたいな。えっ少なって感じでした。その代わり売店で色んなものが売っていて助かりました。3kg太りました。

 ESOLは何となく私たちの学校の授業と似ていて、楽しく受けられました。みんなで話し合って、ゲームをして、ノートを書いて、という感じでした。私たちの先生のRoseはとても優しく、分からない所が有れば隣にきてくれて、分かりやすく教えてくれました。3回目の授業では、私とマティアスと小路先生のために誕生日のサプライズをしてくれて、とても嬉しかったです。

2年生女子

 4日目にタウランガへ行き初めに乗馬をしました。2グループに分かれて私は先に歩いて海へ向かいました。海に来て初めに気づいた事が、砂浜の色が黒くキラキラしていました。よく聞いてみるとそれは砂鉄でした。どこから流れてきているのか気になりながら海を見ていると岩にアザラシが寝ていました。野性のアザラシを見れてとても嬉しかったです。時間がきて乗馬をしました。私の乗った馬はとてもマイペースに歩いていました。乗馬も終わって次にラグビー観戦に行きました。ルールは全くわからなかったけどじっくり見ているうちにどんどん見ているのが楽しくなってきました。ルールも知らない競技なのにこんなに楽しめてスポーツって凄いと思いました。

1年生女子

私はラグビーのことは何もわかんなかったので、ただただ圧倒されるばっかりでした。ラグビーを見ていると、1点でも点をいれたらめちゃめちゃ盛り上がるし、相手チームが点を入れたらテンション下がって早く戻れーみたいなことを言うので見ていて面白かったです。しかも、ハーフタイムになったらかつら(?)みたいなもどを被ってるおじさんがいて、その人が来ると小さい子どもたちがみんな群がったので何でかなあって思っていたら、そのおじさんが籠の中からあめを投げ始めたので、ああこういうことかあと思いました。子どもから大人まで、みんなラグビーが好きなんだなあと思いました。