U.S. Adventure English 海外環境ボランティア

 

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昨年の「世界緑化フォーラム2005 ロトルア緑の展覧会」に引き続き、今年も「日米グリーンバンド協会」との協力の下IHSの生徒たちが海外に飛び出して、現地の人々と深い交流を持つことができました。今回の研修はアメリカ、オクラホマ州タルサ。大自然の懐に抱かれた豊かな町です。
 日本では体験できない、オクラホマならではの自然の中で様々なアクティビティーに挑戦しました。カヌーで川を何十キロも下ったり、水上スキーを楽しんだり、現地のYMCAの方々にも助けられ、思う存分豊富な自然を満喫しました。乗馬にも挑戦し、生徒たちの顔もいつもとは違ってみえます。
 また、オクラホマにある高校にも訪問し、授業に参加したり地元の生徒たちと昼食をとったりと大いに交流しました。
 森林保護、環境保全活動の一環として地元小学生とゴミの分別について学び、それを実践するなど、ボランティア活動としても実りのある、今回の旅でした。

引率教員からのひとこと -Philip Blocksom-

 

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High school is a time of life that people go through many changes. I see changes in students when they come back from vacations, and from one 
semester to the next. Changes happen even quicker during overseas trips. 
When staying with a host family, riding in a confined space with other students and teachers for several hours a day, and doing new things every day, there is a lot of pressure to grow up.

For me, the highlight of the trip was the day we went to the Greater Tulsa YMCA and did the ropes course. We started out doing easy things, but we gradually progressed to more and more difficult things. The most difficult thing for most of us was climbing up a 10- meter pole, standing up on the top of it, jumping off and trying to catch a trapeze swing. It was difficult, I didnt know if I was going to be able to do it, but I tried and succeeded. Some students werent able to do it on the first try, but they insisted on trying a second time until they were successful. In the end, everyone succeeded in climbing up the pole and jumping off. Even though we were each alone on top of the pole, we realized how important 
it was to have the support of everyone on the ground. Without them, we probably wouldnt have tried as hard as we did, and probably not have 
succeeded. It was just one of the things on the trip that helped us realize, that regardless of our differences, we need each others support in order to be the best we can be.



高校年齢は、多くの変化を経験する年齢である。私自身、長期休暇が終わったり、学期が変わったりするたびに、生徒が変わるのを見てきている。海外旅行では、その変化が更に早く生じる。ホストファミリーと過ごしたり、多くの新しいことにチャレンジするなど、変化を生じさせる力がより強く働くからである。

私が見たところ、今回の研修旅行のハイライトは、the Greater Tulsa YMCAで実施したロープコースであった。簡単なことから始め、だんだんと難しいことにチャレンジしていくのですが、最も難しかったのは、10メートルの高さの棒の天辺でまず立ち上がり、その後飛び出して空中ブランコにつかまるというものでした。私自身できるかどうか不安でしたが何とかできました。何人かの生徒は最初出来ませんでしたが、彼らは出来るまで何度もトライし、最後は全員成功することが出来ました。棒の天辺では一人ですが、地上からの仲間のサポート・声援がいかに大切かが分かりました。それなしでは、そんなに頑張ることは出来なかったでしょうし、成功させることも出来なかったでしょう。この研修旅行中、このようないくつかの経験をとおして、私たちは、学びました。私たちに違いがあるけれども、それぞれが自分のベストを出すためには、周りのみんなのサポートが不可欠であるということを。

地元高校生との交流

 

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アメリカの高校生っていったいどんな生活をしてるんだろう?そんな期待を胸にアメリカの高校に1日体験入学をしました。朝8時過ぎに高校に集合し、全ての授業が終わる午後3時まで滞在しました。交流した学校は、オクラホマ州の中でも最もレベルの高い私学の高校であり、服装規制もあり、一般的な公立高校とはかなり異なる雰囲気がありました。校舎も新しく、大学並みの設備が整っており、校舎というよりも、どこか高級ホテルの中にいるような感じがありました。生徒の雰囲気も非常に上品であり、とても知的な感じのする子供達ばかりでした。
授業には、全て地元高校の生徒と1対1で挑み(バディー制)、分からない点などをバディーから教えてもらいながら、参加をしました。
最初は全員とても緊張をしていましたが、次第に慣れていき、最後の音楽の授業などではとても打ち解けて授業に参加をすることができました。昼食も高校の校長先生のご好意で無料にしていただき、現地の生徒と一緒に楽しく過ごしました。

また、別の日には自然保護活動を地元のレミントン小学校の子供達と行いました。レミントン小学校は、オクラホマ州の中でも、最も環境教育に力を入れている小学校であり、2004年に開催された想像力を競う世界大会(Odyssey of the Mind Competition)では、緑化と自然環境保護をテーマに総合優勝するほどの環境教育推進校であります。IHSの生徒たちは彼らと力をあわせてゴミの分別回収、湿地の保全活動、花壇造りを行いました。