
11月23日、いつ降りだしてもおかしくない曇り空の下、乾いたピストルの音とともに六十余名がいっせいに駆け出しました。毎年恒例のYMCAチャリティーランの幕開けです。
心身に障がいのある子どもたちを対象として、全国のYMCAではいくつものキャンプや作品展等を実施していますが、チャリティーランとはこれらの活動を行うための資金の募集を目的とした駅伝形式のマラソン大会です。参加費は全額募金されます。今回は約70チームが出場し、総額350万円程度の募金が集まりました。
今年も昨年に引き続き2チームがIHSから出場しました。参加を決めてからこの日まで、参加費を集める為に募金活動をしたり、みんなもそれぞれに許す限り募金をしてくれたりと、おおいに頑張ってくれました。残念ながら両チームとも優勝というわけにはいきませんでしたが、順位や賞状以上に彼らの走り終わったときの表情が強く印象に残っている、そんな素敵なチャリティーランでした。
6名ずつのチームがそれぞれリレー形式でたすきを渡していく、その姿は真剣そのもの。さっきまで「寒い」「眠い」といっていた生徒とは思え
ないほど力いっぱい走ってくれている姿にこちらも思わず声を枯らして応援しました。
引率教員からのひとこと -Anthony Walsh-

It was a big Thanks Giving Day for the students who participated in the annual YMCA run for charity. They performed admirably running with wings on there heals and fire in their hearts. We had two teams represented in a 13km race at the beautiful scenic location of Banpaku Park. The team finished 15th in a competitive field. A hearty congratulations must go out to all who ran and the financial benefits will go towards assisting disable children.
参加生徒 感想文
十一月二十三日 僕は第五走者としてビビリながらタスキをまっていたわけで・・・。
本来、っていうかたぶん、こういうことを書くのは一番最初かアンカーなのだが、わけあって中途半端な僕が書くことになってしまった。まあ、駄文はここまでにしてチャリティーランについて語ろうと思う。
僕が出たのはオープン制といって順位に関係なく、とりあえず走るだけのレースだった。
しかし、そこで僕が見たのは・・・。
なっ、なぜアンパンマンがここに!しかも本来敵であるバイキンマンと仲良くやっているではないか。よく周りを見てみたら、そこはまるで仮装パーティー。
仮装をしていない連中といったら自分たちぐらいだった。くっそー、こんなことならはなっから仮装してくるんだったぜぃ。
と、まあいろいろあって九時、ついに運命のピストルが鳴った。一番目、二年の超人ゴウが行く。二番目、一年の白き狼、ホワイティが行く。ふたりとも全力で走ったらしくゼイゼイと肩で息をしていた。三人目、小さい嵐エイゴがいった。
やばい・・・緊張してきた・・・。
四人目のYMCAの超人コウイチがもうスタンバッてる。やっぱ出るのまちがいだったかなぁ・・・。
と思っていたらもう四人目が帰ってきた。タスキをもらった瞬間大ダッシュ、Bダッシュ。
もう無理とおもうところまで走った。
しかし平面な道が終わった瞬間、僕の目にうつったのは・・・。
坂道、しかも上がり!
ムリだ・・・こんなのムリだ・・・。
Bダッシュが普通の十字キーそうさにかわった。
なんとか坂道を往復し終え、次に僕の目の前にいたのはアンパンマンだった。おのれアンパンマン、キサマにだけは抜かれてなるものか!僕はヘトヘトの体にムチを打ちBダッシュを復活させた。
二人抜かしなんとか無事にアンカーにタスキを渡した。
少々文を美化しすぎたが、とてもたのしく、とてもつかれた一日だった。もうかんべんと思うかたわら、もっと走りたいとも思った。