野遊クラブ2月例会・雪遊びキャンプ 箱館山
2月1日(土)~2日(日)の1泊2日、滋賀県の箱館山にて、野遊びクラブ2月例会・雪遊びキャンプを実施しました。
朝、大阪駅に集合し、まずはバス乗り場まで移動です。大きな荷物でしたが、自分のことは自分でする第一歩です。
バスは一路、滋賀県の湖西にある高島郡へ。道中、まったく雪が積もっていませんでしたが、湖西道路の道の駅から遠くの山を眺めると...
綺麗に雪が積もった山々が...。今年は暖冬ですが、雪遊びに向けて子どもたちの期待が膨らみます。
今回は感染症予防の観点から、バス乗車前や休憩時にバスの窓を開放しての換気、車内消毒、そして子どもたちは定期的な検温、食事前のアルコール消毒を徹底しています。
大阪を離れ、2時間ほどで宿となる義乃家に到着。初めてのメンバーは昔ながらの民宿の雰囲気に興味津々でした。経験者は「また来たよ!」と嬉しそうに挨拶。
各部屋に荷物を運んだら、昼食タイム。みんなで机を囲んでの楽しい時間。たくさん食べて、雪遊びに備えましょう。
箱館山スキー場はその名の通り、箱状の山の上にスキー場があるため、ゴンドラに乗り込みスキー場に向かいます。
「バタン!」と扉が閉まると少し緊張...。そして勢いよくゴンドラが昇っていきます。
ぐんぐん上ると少しずつ、積雪が見られ、遠くには大きな琵琶湖がきれいに見えます。この光景にメンバーもおおはしゃぎ。じーっと眺めていました。
さあ、ゲレンデの状態は...
前日の寒波でゲレンデ全面に積雪が! さらにスキーコースが一部クローズになっていたため、そのエリアも雪遊びで使え、とても広々とした環境の中で雪遊びができました。
雪遊びはそり滑り、宝さがし、的あて、かまくら作り、雪合戦と盛りだくさん。さあ、遊びまくろう!
そりは一番人気! 1人で長い距離を滑ったり、2人で仲良く滑ったり、順番を入れ替えて滑ったりと...
思い思いに雪で好きなものを作ったり...
広いエリアを使って雪合戦をするグループも...
スキーウェアとスノーブーツで動きづらいことがよりおもしろいようで、たくさん走り、たくさん転びました。
気が付けばもうあたりは少し薄暗くなり、あっという間に時間が過ぎていました。
宿に帰って、冷えた体を湯船でしっかり温めたら、夕食の時間です。
夕食は義乃家さん恒例のお鍋です。
グループごとにお鍋を囲み、心も体もお腹も満たされました。
夕食後は夜のプログラムとして牛乳パックらんたん作りです。
作り方をリーダーから説明を受けた後、製作開始! まず牛乳パックの外側のビニール部分を慎重にゆっくりはがしていきます。そしてざらざらの部分に好きな絵や切り込みを入れて完成です。
マジックやハサミの貸し借りも上手でした。
さあ、義乃家の日本庭園で点灯式です。らんたんに小さなろうそくをともしていくと...
時間が過ぎるごとにろうそくの光は強くなり、子どもたちはらんたんをながめながら心を和ませていました。こうして楽しい1日目が終了しました。
2日目、起床して身支度を整えたら、近くの公園で朝の集いをして体を起こしました。
りんとした冷たい空気が心地よかったですね。
朝食を済ませたら、昨日同様にゴンドラに乗ってスキー場に向かいます。
さあ、今日も雪がしっかり残っています。たくさん遊びましょう!
道具を使って、雪のオブジェ作り...
そりは2日目も不動の人気。
2日目は的あてが開設。グループで協力して高得点を狙え!
頑張って作ってきたかまくらもあと少し!
リーダーと雪、2つを合わせると色々な遊び方ができますね。
だれも歩いていない場所で、「ばんざーい!」→「バザッ」
人型を作れるのも、雪遊びならではですね。思う存分、楽しんでスキー場を後にしました。
宿に帰って、昼食を食べたら、2日間の振り返りです。
低学年はプリントを使って楽しかったことを振り返り、高学年は雪遊びキャンプで経験したことをカルタにして、あとからみんなでカルタ大会をしました。
暖冬による雪不足、そして病気や感染症など、様々な不安がある中で無事に雪遊びキャンプを終えることができました。日頃経験できない体験は、子どもの心に深く残り、生活力だけでなく、心の豊かさや人生の楽しさに繋がります。このような非日常体験を今後もYMCAでは子どもたちに提供していきたいと思います。たくさんのご参加、ありがとうございました。
最後に、子どもたちが安心して楽しく雪遊びができるよう、時間をかけて様々な準備をしてくれた野外リーダーの皆さん、そして、子どもたちをいつも温かく迎えてくださる義乃家の皆様、ありがとうございました。