ご案内
サポートクラス 開設15周年記念 自立支援シンポジウム
下記の通り開催したシンポジウムは300人強の保護者の方や関係機関の方にお越しいただき、学びのひと時を持ちました。
浜松医科大学の杉山先生の基調講演では、近年、発達障害児が増えている諸説として多因子モデルやエピジェネティクス的(遺伝スイッチのオン・オフ)な視点、また「発達凸凹」に適応障害が合わさって発達障害になるため、その凸凹はマイナスとは限らない考えを持つ事などのお話がありました。さらにライフステージにあわせた子どもへの支援や発達の過程における特徴などを具体的にお話いただき、青年期に向かって歩んでいく上での気づきや課題について、保護者の方にとっても療育に携わる者にとっても大きな学びになりました。
シンポジウムでは竹田先生からの「特別支援の移り変わりとYMCAでの取組」のお話をいただき、滋賀医科大学の藤井茂樹先生から「行政の動きや地域における一貫した支援への気づきや社会資源を有効に利用した関係機関との連携の大切さ」についてお話いただきました。「YMCAのこれまでの取組と今後について」はサポートクラスアドバイザーの太田信子先生とディレクター鍛治田より話をしました。
これまでたくさんの皆様の支えがあり、今日の15周年を迎えることができました。特別支援教育が始まって5年が過ぎようとしています。支援方法だけでなく、考え方も当初と比べ変化してきています。サポートクラスも次の20周年に向けて、世の中のニーズを的確に把握し、通っている子どもたちや保護者の皆様とともに歩んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
プログラムの詳細はこちらを参照下さい。