第2回保護者勉強会「中学卒業後の進路について」
7月12日(土)、5月に引き続き「第2回保護者勉強会」を開催しました。
今回のテーマは、「中学校卒業後の進路について」です。
長年、大阪YMCAにて高校生事業・発達支援事業・不登校支援事業にて責任者を担当し、現在YMCA学院高等学校校長・大阪YMCA国際専門学校副校長の鍛治田千文(特別支援教育士)が話をしました。
近年、中学校卒業後の進路は非常に多様化しています。特に高校については、種類や制度が増え、学びのスタイルに対する考え方も大きく変化しています。
選択肢が増えたことで、情報収集や選択に大変さはありますが、その分、お子様に合った学校に出会えることにつながります。
お子様が、自分に合った学校に出会えることで高校3年間での成長の可能性は大きく変わります。また、お子様自身が、「自分で選んだ学校」に入学するという体験は、入学後の学校生活への主体的な姿勢につながります。
私たち周りの大人ができることは、どのような種類の学校があるのか、どのような制度や支援が活用できるのか、希望する高校の卒業後の進路にはどのような選択肢があるのかなど、そうした"今"のリアルな情報を知ることです。
今回の勉強会では、こうした視点から、学校を選択する上での考え方や最新情報を丁寧にお伝えしました。
また、勉強会の資料として、今年もサポートクラス在籍の高校生や保護者にご協力をいただき作成した「進学先アンケート(中学・高校受験のための資料)」を配布しました。
このアンケートは、実際の経験に基づいた貴重な情報が多数掲載されており、毎年保護者の方から大変好評をいただいています。
サポートクラスでは、お子様への支援だけでなく、保護者の皆さまへの支援も大切にしています。このような勉強会の機会が、少しでも保護者の皆さまの安心と今後のお役に立てていたら嬉しく思います。
次回の保護者勉強会は、10月4日(土)に開催予定です。
「大学での支援を知る」をテーマに、立命館大学特任教授の中村健先生をお招きしてお話しいただきます。
ぜひ多くの保護者の皆さまのご参加をお待ちしています。
【参加者アンケート(一部抜粋)】
- 高校の選択の多さに整理がつかずにいましたが、分かりやすかったです。自己理解と自己選択の大切さを感じました。
- 高校の進路、子どもと親の意見がなかなか合わない中、説明会で色々な事が聞けてよかったです。
- 高校進学について、色々な進路があると聞き、少し安心できました。
- 高校進学について、本人にあった高校がみつかるのかとても悩むことが多かったのですが、本日お話をお伺いして、オープンスクールに参加してみようと思いました。
- 知らなかった情報が多く、ためになりました。これからも高校の情報収集を頑張ります。
- 私たちの時代と違って、いろいろな進学先があることに戸惑っていましたが、今日のお話を聞いて、整理が出来たように思います。まだ中学1年生ですが、どの進路にするか学校の情報も集めていきたいと思います。
- 具体的なサポート内容のエピソードなどを聞けて想像しやすかったです。
- 昨年も受講させていただきましたが、子どもとのコミュニケーションの中で忘れていることもあり、良いリフレッシュ教育となりました。
- 全日制の高校以外の学校の情報は、なかなか聞けないので今日は、聞けてよかったです。