大阪YMCAサポートクラス

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サポートグループ 「あらためて考えるソーシャルスキル」

10月1日(土)、第2回目となるサポートグループを開催しました。コロナが少し落ち着いていることから久々に対面での開催となりました。

サポートグループは、在籍する保護者を対象とした勉強会です。今回は「あらためて考えるソーシャルスキル」をテーマに、大阪発達事業部の加藤義弘(言語聴覚士)から話をしました。50名近い方にご参加いただき、学びの時間を持ちました。

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「ソーシャルスキル」ということばは近年、よく耳にする機会が多いと思いますが、ソーシャルスキルは目指す未来によって様々な考え方があります。今回の話では、大阪YMCAで行っているソーシャルスキルの目的、そして取り組みの構造、大切にすべき考え方、家庭で取り組めることなどを話しました。

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ソーシャルスキルトレーニングは指導する講師、子ども、保護者が同じ方向性で互いに取り組んでいる内容を理解し、支え合うことで、クラスでの学びは大きな効果を生みます。般化が難しいと言われるソーシャルスキルではありますが、土台となる力を育むこと、自己理解を促すこと、普段の生活で接し方を少し工夫することで、学びを他の場面でも活用できる力が育まれます。今回の話が子どもたちの「今」とこれからの「未来」に役立つことを願っております。

参加された保護者の皆様からが以下の感想をいただきました。(以下、アンケートより抜粋)

・自宅でできる事があること、また、日々の生活の中でのことばかけといった、何か特別ではなく、自分が意識することでできることだと学びました。

ソーシャルスキルを学ぶ大切さ、ライフスキルとの違い、ソーシャルスキルの難しさが言語で理解できたように思います。その中で、日常での親のちょっとした心がけひとつ・行動ひとつで、子どもに学べる機会をたくさん作ることができる、まずは親から言葉にすることを心がけたいと思います。

・ソーシャルスキルの基礎となる認知面へのアプローチがまず必要なことの大切さがよくわかりました。また、ことばの力が暴言や暴力を少なくするための大切な力になることも学びました。

・本人の希望の進路や就職を目指して、「教える」から、「自分で聞く、調べる、見て学ぶ」などの必要性を感じました。

YMCAのような受け入れてくれる人たちのいる場所は必要だし、大切だなと思います。親以外の大人の存在を上手に活用していろいろなスキルを身につけて欲しいです。

なぜソーシャルスキルのクラスにアカデミックな勉強が必要なのかということが理解できました。

人への興味が弱いことで、多くの影響が出やすいことを知りました。

・本人の自己理解を促すためにも、良い所も悪い所も含めてもっとことばで伝えていく必要があると感じました。

・てくてく授業でされているように、負荷をかける、少しの不自由さ体験させるという事を家でも実行していきたいと思います。

自分で意識して考えて、「あっ、こう言うことか」「あっ、だからアレに繋がっているのか」と思う日がいつの日にかあってほしいなと思います。

SSTって難しいということをまず感じました。そして、土台を大切にしているところって実は少ないのではないかとも思いました。効果がすぐに表れないため、途中で辞めてしまう方も多いかもしれませんが、後から結果が出るってこういうことなんだなと娘を通して体験しました。あの時、先生が言ってた意味が今ならわかると娘が言いました。続けていなければ知ることができなかったことだと思いました。

「自己理解は他者評価の集まり」、とても納得しました。