ハワイアフタープログラム YMCA東山荘
ハワイサマースクールでは、これまで参加したメンバーを対象に、フォローアッププログラムを開催しています。今回のキャンプ地は静岡県御殿場市にあるYMCA東山荘。12名の中学生~大学生の参加者とともに、3月26日(火)~28日(土)の2泊3日で実施しました。
YMCA東山荘までは新幹線での移動となるため、集合場所はJR新大阪駅です。久々の再開に笑みがこぼれます。
東京から参加する、もしくは自分で向かうメンバーはJR御殿場駅での集合となりました。中には寝台特急サンライズで大阪から東京に向かい、そこから御殿場を目指すメンバーもいました。
新幹線の中では、積もる話をする人、はたまた、学校の課題に追われて勉強の時間に充てる人と様々でした。
今回の切符はライフスキルの一環として、事前に各自で購入することになっていましたが、途中までしか購入できていない人は車内で車掌に下車駅の変更を伝え、買い足ししていました。応用です。
新幹線は無事、三島駅に到着し、あとは在来線を使って、沼津経由で御殿場を目指します。
新大阪集合者でそろって1枚!
窓の外には雄大な富士山が見えてきました。
目指すYMCA東山荘は富士山のふもとです。
御殿場駅で東京からのメンバーと合流し、東山荘までタクシーで移動します。
タクシーももちろん割り勘です。これもライフスキルです。
【東山荘プログラム① 現状確認と学びの目的】
自己紹介はもちろん、参加者の現在の状況やハワイでの学びがどう活用できているかを確認しました。
「あの時は...」「そうそう!」とハワイの楽しかった日々を振り返る楽しい時間となりました。
【東山荘プログラム② ビリー先生とSkype】
ハワイとSkypeで中継して、ビリー先生に近況を報告しました。
ハワイは-19時間の時差、ハワイは21時頃でした。
メンバーはそれぞれの近況を語り、今、頑張って取り組んでいることやハワイでも思い出をビリー先生に語り、相談ごとを述べることもありました。
【東山荘プログラム③ 富士山の魅力】
東山荘のネイチャープログラムのリーダーから、富士山の歴史、そして四季折々の富士山の魅力についての話を聞き、明日のプロぐたむに向けてイメージを膨らませました。
【東山荘の食事】
東山荘ではビュッフェ形式の食事となっています。品数の多さ、そしておいしさ、どれもが魅力的で目移りしそうでした。プログラムでたくさん動く分、たくさん食べていました。
【夜の振り返り】
ハワイサマースクール同様に、夜は全員が集まり、今日1日の自分の言動や行動を振り返り、感想を英語で書きました。そして翌日のスケジュールの確認と1日の振り返りを行いました。
【東山荘プログラム④ 早朝のヨガ】
ハワイサマースクールでも全員で行ったヨガ。東山荘でも早朝から体をしっかり起こすことや、ケガ防止を目的として取り入れています。
【東山荘プログラム⑤ 昼間のふじさんぽ】
富士山のふもとの大自然を散策します。その前にSSTです。テーマは「遊びこむためには」です。これから先、大切になってくるのが「余暇活動の充実」です。自分の好きなことにだけ熱中するのではなく、違った楽しみを味わえることは交友関係の広がりだけでなく、リフレッシュ手段としても活用できます。
最初は興味のないことでも、まずは参加してみること、そして遊び込むためにはどうしたらよいかを学びました。
さあ、ハイキングの支度をしていざ、富士山のふもとへ。
途中でサンドイッチのランチを食べ、そしてコーンスープで一息。自然の息吹を感じる時間した。
帰りの下り道は「山がけ」と言って、木々の間を小走りで山を駆け、下っていく体験をしました。
この年齢になって山を駆ける体験はとても貴重で、慎重になりながらもダイナミックに駆け下りました。
帰り道、富士山がきれいに見えるパーキングによってもらい、みんなで富士山ポーズで記念撮影。
メンバーの一人が逆立ちをして撮影したいと言うため、指導者の加藤も一緒になって逆立ち勝負。そして指導者の裵(ぺ)は得意のヨガポーズで応戦。
その裵の姿をかっこよく撮影するために頑張る逆立ち二人組。
これもとことん「遊び込む」ためには必要な気持ちです。
【東山荘プログラム⑥ 夜のふじさんぽ】
夜にもふじさんぽを実施です。一気に気温が下がる中、洞窟の中を探検したり、真っ暗な中をライトをつけずに歩くこと、静まり返った山の中で寝そべり、星を見上げる体験などをしました。
夜、ライトのない中、星の光だけを頼りに歩くことや山がけを体験しましたが、不思議とつまずくことはありませんでした。それほど、私たちは見えるが故に油断している証拠でもあり、貴重な体験となりました。
【東山荘プログラム⑦ 寒沢の源流ハイク】
東山荘から上流に沢歩きをしながら寒沢の源流を、目指しました。このSSTでは「感じる力」をテーマとして、周囲の歩くペース、自然の気配、沢の音、様々なことにアンテナを張ることを学びました。
コースのレクチャーを受けたら出発です。
こんなところの歩き方も昨日のような「遊び込む」応用編です。
源流にたどり着くと、ひしゃくを使って湧き上がる水を口に注ぎます。富士山の雪解け水が口の中いっぱい広がりました。
【3日間の振り返り】
楽しい時間はあっという間に過ぎます。最後にこの3日間の学びを振り返り、明日から取り組むべき内容を指導者から伝えました。
帰りは東京方面のメンバーとは御殿場駅で解散し、その他のメンバーは新幹線で新大阪を目指しました。帰りも学校の課題を消化するために、勉強に励むメンバー、そして途中で下車するメンバーは、別れを惜しみつつ、またの再会を約束していました。
ハワイアフタープログラムは年に1回のペースで開催しています。年々ハワイサマースクールの参加者が増えるため、ハワイを共通として新しい仲間との交流の場にもなっています。参加したみなさん、2019年度もそれぞれの場での活躍をお祈りしています。
ご参加いただきました保護者の皆様、いつも私どものプログラムにご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。おかげさまで実り多い2泊3日となりました。今後ともよろしくお願いいたします。
最後に、東山荘にて富士山の魅力をたくさん教えていただきました白鳥様、森岡様はじめ、ネイチャープログラムの皆様に感謝申し上げます。またお会いできる日を楽しみにしております。