クローバークラブ

７月の活動は、国立国際美術館にて美術鑑賞を行いました。
　クローバークラブには、余暇の楽しみ方を学ぶ・体験するという目的もあります。美術館では、静かな空間の中、マナーを守り、ひとりひとりが美術作品と向き合います。また、まわりを見渡すと自分が知っている顔が作品を眺めていることが分かります。館内は緩やかな連帯感が生まれていました。

　美術鑑賞を終え、それぞれが持ち帰った感想を話し合いました。なぜ、その作品が気に入ったのかという理由を作品の描写を踏まえて自分の感情を表現しました。今回の話し合いの大きな特徴は、傾聴です。静かに頷いたり、「そんな絵やったね」と共感を示したり、注意を払って、丁寧に耳を傾ける姿勢がありました。美術鑑賞を通して、自分の心の変化を知ること（自己理解）が、相手の気持ちを汲むこと（他者理解）に繋がりました。

　次回９月は１０月に行なう予定のフィールドワークの話し合いをします。今回の学びが活かされるプログラムになることと思います。