野遊びクラブ
野遊びクラブ4月例会 in 大泉緑地公園
4月29日(日)、2012年度の野遊びクラブが始まりました。昨年度に比べ、低学年、高学年ともに新たにメンバーも増え、総勢40名近くになりました。今年も1年間、野外活動を通じて元気にのびのびと楽しい活動をたくさんしましょう。
1回目の例会は堺市にある大泉緑地公園に出かけました。40人近くのメンバーが集合するため、色々な影響を配慮し、今年度から低学年と高学年が分かれて集合する事になりました。初めて参加するメンバーは少し緊張した様子でしたが、自分の名前の書かれたグループを見つけると少しうれしそうな顔をしながらリーダーと挨拶をしていました。継続して参加するメンバーが多いため、新しいメンバーも並び方など、見てわかる事も多く、比較的スムーズに集合できました。集合後、リーダーがみんなに挨拶をし、電車での約束などを伝え、さっそく出発です。
駅での待機の仕方も慣れていきましたね。このような習慣も学校の集団行動では大切なスキルです。野遊びクラブでは「安全」の意識としても年間を通じて大切にしていきます。
電車の中では緊張がまだ解けていない初めてのメンバーもリーダーを介して他のメンバーと話をする機会もあり、徐々に交流できていました。
梅田を出発して30分くらいで新金岡駅に到着です。そこから10分ほど歩けば大泉緑地公園です。
階段も左に寄るように後ろのメンバーも声かけしてくれていました。さすが!
外に出ると雲一つない快晴! 歩きながらしりとりしたり、クイズを出し合うメンバーもいました。リーダーも「入れて!」と一緒に参加しました。何かしながら歩いていると時間はあっという間ですね。そうこうしているうちに…、
大泉緑地公園に到着です。ここからは低学年と高学年に分かれてプログラムをします。
低学年は木陰に荷物を置き、今年の野遊びクラブのエール(歌)を教えてもらいました。
元気よくリーダーと歌う子、少し恥ずかしそうに口ずさむ子、様々でしたが、今年1年間のプログラムの中で自分のペースでいいですので歌っていきましょうね。
エールが終わるとリーダーが手紙を読み始めました。この公園にお友達と仲良くなれるカードが隠されているので地図をたよりに探しに行こうという内容でした。さっそくグループでどこから散策するかを話し合い、出発です。
「ここからだとどこが近いかなぁ…」
「ここはどう?」
みんなで地図を眺めながら話し合いをしました。どこに行くか決まったグループから出発!
なかよくなるためのカードには何が書かれているかというと…、
「みんなで自己紹介をしよう」ということで…、
初めてのお友達にもわかりやすく自己紹介したり…、
「グループの中で背の順に並びましょう」という指令で互いに背中を向けてどっちが高いか調べたりしました。背の順で並ぶ指令では、2人で背中合わせになる方法を思いついて、互いに呼び止めあって背中合わせになるのですが、背の差を見てくれる第三者がおらず、ずっと背中合わせのまま待っているペアもあり、微笑まし光景でした。
高学年の午前中は公園に散りばめられたグループのメンバーの名前が書かれたカードを集めるプログラムをしました。それを集めると何かが完成します。どこからまわるかを話し合う場面では意見が分かれてしまう事もありましたが、時間をかけて話し合い、納得して進めていきました。目的地につくと「しりとり」や「色集め」などの課題が書いてあり、グループで協力してクリアしていました。
さっそくカードを見つけました。何が書いてあるのかな・・・?
「しりとりをしながら歩く」かぁ。なるほど! 歩きながらのしりとりって結構楽しいのです。素朴な内容ですが、「歩く」「周りを見る」「話を聞く」「考える」「答える」など複数の事を同時に処理するトレーニングにもなります。大人でも脳トレの一環としてよく活用しています。
このグループは結構カードが集まりましたね。ゴールは近いですよ!
このように低学年と高学年がそれぞれグループの交流を深めながら公園のポイントをクリアしていきました。
お昼は木陰でみんなでわいわい話しながらとりました。
その後は休憩をかねてしばしグループタイムです。低学年は自然のものを散策するメンバーが多かったです。高学年は木に登ったりみんなでゲームをしていました。
低・高学年で不動の人気を誇る遊びは、やはり「だるまさんがころんだ」でした。
同じ遊びでもペースはそれぞれ違いましたが、みんな自然の中で各々の時間を過ごし、午後のプログラムが始まりました。
低学年、高学年ともに午後は他のグループとの交流プログラムを行いました。
低学年はくじ引きで新しいグループを決め、そのグループ内で互いに好きな色を質問し合い、聞いた相手と名前シールを交換する交流をしました。
頭につけているカードはくじ引きで決まった新しいグループカードです。ペンギングループやぞうグループなどがあります。初めて話をするお友達もいましたが、色の質問をきっかけに話をする事ができました。
高学年はグループ対抗の交流プログラムをしました。地面に散らばった名前カードから自分のグループのメンバーの名前だけを早く拾い集めるゲームや誕生日順に早く並ぶゲームなどを通じて互いを知るきっかけとなりました。
「ええっと…、これは…、違うなぁ…。」「あっ、見つけた!」と名前を見ながら考えていました。
プログラムの最後に誕生日会をして、帰路につきました。
天気に恵まれ、4月にしてはとても暑い日になりましたが、よい雰囲気でグループ内での仲間作りができた1日でした。これから1年間、このグループで日帰りだけでなくキャンプも共にします。楽しい事も少し大変な事もグループのみんなで協力しあい、楽しい野外活動をしていきましょう。保護者の皆様、今年1年間よろしくお願いします。次回の5月例会は交野市にハイキングに出かける予定です。またのご参加をスタッフ・リーダー一同、お待ちしています。