野遊びクラブ

８月２９日～３０日の１泊２日、野遊びクラブ８月例会、およびチャレンジキャンプを紀泉わいわい村で行いました。小学１年生～６年生まで約４０人のメンバーがグループごとに昔ながらの古民家で生活をともにしました。

 

１日目の朝、土佐堀ＹＭＣＡに集合すると久々に会うメンバー同士で色々と話が弾む場面も。全員が集合したところで紀泉に向けて出発です。バスでリーダーの紹介やバスレクをして楽しい時間を過ごしていると周囲には山々が広がり、１時間３０分くらいで紀泉わいわい村に到着しました。バスを降りてから村までは少し歩きます。

ダムにかかった橋を通り…

 

てくてくと細い山道を歩いていくと…

 

紀泉わいわい村に到着です。道中、木や虫など、自然のものを発見しながらゆっくり歩いていましたね。

 

紀泉わいわい村はこのような古民家が立ち並ぶ施設で、家族でも利用ができます。川も流れていてよく見てみると…

 

小さな魚が泳いでいて、村の中を歩けば…

 

子どもたちが嬉しそうにイガの中に入っていた栗を見つけて持ってきました。たくさんの自然に囲まれたのどかな村なのです。

 

少し村の中を散策したらグループごとにお弁当を食べ、宿泊棟に移動です。宿泊棟を近くで見ると…

 縁側があり、中に入るとご飯などを炊くへっついや五右衛門風呂、畳の部屋、いろりの部屋などがあります。荷物を置いて川遊びの用意をしていざ、川へ！

 

部屋にはリーダーが手作りした２日間のスケジュール表が貼られていて、見通しが持ちやすいようにしています。

 

低学年のグループは用意がわかりやすいように部屋にはって自分でも確認できるような工夫がなされていました。

 

ＹＭＣＡでは川遊びだけでなく、プールや海などでもセーフティー・ファーストの考えに基づき、子どもたちに約束をわかりやすく伝えます。そして、互いの命を守るためにバディーの練習をしてから川に入ります。

 

 リーダーが見本を示してから子どもたちがやってみます。慣れているメンバーは素早くバディーを組めていました。

 

 

安全の約束が確認できたら、お待ちかねの川遊びです。

 

 

 

 水の中にはどんな生き物がいるか、わくわくドキドキ。色々なところを探していましたね。

 

石の下には何がいるのか、リーダーの力を借りながら散策するメンバーも。

 

こんなものですくってみると…

 

いました！　とってもかわいいお魚が。
小さいですが、自分たちで発見した魚は尊いですね。

 

プラスチックのケースに入れて眺めていましたね。

 

 川遊びが終われば、宿泊棟に戻って、着替えをして、お風呂と夕食作りの始まりです。紀泉での生活には火が不可欠。気をつけて準備していきましょう。

これは五右衛門風呂です。この火の上に大きなお風呂があり、火の力で炊いていきます。

 

今日の夕食は牛すき焼き丼です。野菜の準備、ご飯がかり、火つけなど、役割分担して用意していきましょう。

 

 

 

 ご飯を炊き始めて３０分。ようやくゆげが出始めましたね。このゆげがでてきたら要注意です。火加減に気をつけて！

 

お釜でご飯を炊くのはとても難しいのですが、上手に炊き上げるグループもありましたね。

 

牛すき焼きもおいしそう！　さあ、もりつけましょう。

 

いろりの木枠を囲んでみんなで「いただきまーす」　自分たちで作ったご飯はとてもおいしいですね。

 

夕食後は後片づけもみんなで協力してしました。一つ屋根の下の生活ですからね。

 

外は少しひんやりした風、そして真っ暗になってきました。続いてはキャンプファイヤーです。

踊ったり、歌ったり、みんなで楽しいひと時を過ごしましたね。

 

火がこんな風になるころにはキャンプファイヤーも終わりが近づき、静かに宿泊棟に戻って就寝の準備をしました。

布団やシーツの用意もリーダーニやり方を教えてもらいながら頑張りましたね。ゆっくり休みましょう。おやすみなさい。

 

 

２日目、外はあいにくの雨模様。まずは布団やシーツをたたんで起床準備です。

 

 

 朝ごはんはカートンドッグです。牛乳パックを使って、アルミフォイルにくるんだホットドッグを焼いていきます。

 

 少し焦げてしまうこともありましたが、おいしくいただきました。

 

朝食後は、荷物を整理し、チェックアウトして野外料理開始です。お昼のメニューはまきまきパンと夏野菜カレーです。
まずはまきまきパンの生地をこねていきます。

 

時々、リーダーにも手伝ってもらいましたね。

 

この生地をビニール袋に入れて発酵させていきます。

 

発酵が終われば、生地を棒状に伸ばし、細い竹にぐるぐる巻いていきます。それを炭火でじっくり焼いていきます。

 

最初は白色の生地は徐々に膨らみ始め、そしてきつね色に…

 

ぐるぐる回しながらもっと焼いていけばいけば…

なかなかいい色合いに。パン職人みたいで楽しかったですね。

 

でき上がりは…

おいしそう！　竹から取り外して食べる準備をしましょう。

 

 

パン作りと並行して高学年のメンバーが夏野菜カレーを作ってくれました。ありがとう！

 

ではでは、いただきまーす。

けっこうステキなできあがり。おしゃれなレストランみたいですね。

 

 

焼きたてのパンも香ばしくておいしかったですね。
昼食後は２日間の振り返りをして土佐堀へ向かいました。

 

キャンプは普段の生活とは違って不自由さがあります。でもたくさんのメンバーと一緒に過ごすことでその不自由さも楽しさに変わり、そして自立に向けた練習にもなります。次のキャンプは１月にあります。またの参加をお待ちしております。

 

最後にこのキャンプに向けて、子どもたちのために遅くまで準備を進めてくれたリーダーのみなさん、ありがとうございます。みなさんのおかげで参加した子どもたちは安全な活動ができ、夏の最後に楽しい思い出を作ることができました。これからもよろしくお願いします。