野遊びクラブ
野遊びクラブ4月例会 in 万博記念公園
4月26日(日)、今年度初めての野遊びクラブを行いました。今年度は低学年16名(2グループ)、高学年24名(3グループ)、合計40名の子ども達が1年間のプログラムに参加します。昨年度から継続してくれたメンバー、そして新しく野遊びクラブに仲間入りしてくれたメンバー、1年間よろしくお願いします。
今回は「初めましての会」ということで春の万博記念公園に行き、グループで自然の中を散策したりゲームをしたりして過ごしました。
朝、阪急梅田駅に集合し、新しいグループのメンバーと顔合わせです。久しぶりに会うメンバー同士会話が弾むこともあれば、新しいグループのメンバーに戸惑いを見せるメンバーもいました。今日1日、時間をかけてゆっくりと仲間作りをしていきましょう。
万博記念公園までは阪急とモノレールを乗り継いで移動します。
電車内でのよくある光景です。あまり会話はなくても電車が好きという心でつながっている様子が感じられますね。
この日は快晴ということもあり、モノレールはたくさんの人でにぎわっていました。でもみんな、乗り物の約束を守って静かに過ごせていましたね。
万博記念公園駅に到着すると太陽の塔が出迎えてくれます。公園に近づくにつれ、太陽の塔の大きさに驚かされます。
その壮大さに子ども達のテンションも一気に上がってきました。
公園内では低学年と高学年に分かれてプログラム開始です。木々の合間をぬけて最初の場所に向かいます。この木々の隙間から吹き抜ける風がとても心地よかったです。
まずは今日のリーダー紹介をしてからグループごとに分かれてリーダーから話を聞きます。
野遊びクラブではこのように視覚支援を意識しています。理解を促すために話しことばだけでなく、目で見てもわかるように指示の仕方をリーダーも工夫しています。そしてこの視覚支援ツールは子ども達の様子によって徐々に少なくしていくことがあります。どのような場所で、どのような話し方、声かけをすれば子ども達が集中して話が聞けるか、リーダーも色々な工夫をしています。
高学年は万博記念公園内の地図を持って、裏面に描かれている図鑑と一緒の植物がどこにあったかを調べるワークをしながら交流を図っていきます。
低学年は公園内にあるたくさんの色を見つけ、その色の項目に従って自己紹介ワークをしました。
地図を片手に公園を歩いていると・・・
タケノコを発見し、「ねぇ、リーダー、これ、食べれる?」 ここまで大きくなると食べるのが難しいことを伝えるのですが、他の竹はもっと大きいため、「これでも大きいの?」と子ども達は不思議がっていました。
こちらのグループは急に立ち止まり、拾った木で地面を掘っています。何か穴のようなものがあったらしいですね。散策していると色々な発見があります。
チューリップの花は見ごろは終わりごろでしたが、それでもたくさんの花が咲いていてきれいでしたね。
たくさん歩いて散策した後はお待ちかねの昼食タイムです。公園に入ってからすぐに「お弁当食べたい」と言っているメンバーもいましたよね。いただきまーす。
自然の景色を見ながらみんなで食べる昼食は格別ですね。
お昼からもグループ内で交流を図る時間をたくさん作りました。
芝生に寝そべりながらお話をしたり・・・
池のほとりで大きな鯉を眺めたり・・・
広大な芝う広場で範囲を決めて「逃走中」をして駆け回ったり・・・
野遊びクラブの定番、「だるまさんがころんだ」をしたり・・・
でもこの時は「だるまさんが・・・、体を洗った!」など、生活の動作をゲームにしていて、見ていてもおもしろかったです。
万博記念公園の近隣には色々な施設が隣接しています。
遠くには阪大病院も見えます。阪大の屋上に目を凝らしてみると・・・
ドクターヘリが待機していました。ドクターヘリは全国に41台あり、大阪府は2台配備されていると公園のガイドさんが言っていました。その説明にメンバーも興味津々。
こちらでは木の下で熱心に何かをしているメンバーが。手先をズームしてみると・・・
草で何かを折っていました。完成したのは・・・
おー、すごい! 笹船! リーダーに教えてもらったそうです。上手にできましたね。うまく浮くといいですね。
少し外で暑くなったグループは館内に移動して生き物の展示を見て、休憩していました。
その他、高学年は休憩の合間に自己紹介のワークをしました。
互いにインタビューした内容をシートに書き込んでいきます。野遊びクラブではこのようなツールを使ってメンバー同士の交流を図っていきます。1年間を通じて色々な事を聞いて仲が深まっていくといいですね。最後は誕生日会をして帰路につきました。
1回目の野遊びクラブでは仲間作りと野遊びでのルールを意識してメンバーに伝えていきました。最初は集団行動に少し窮屈さを感じるメンバーもいると思いますが、みんなが「安心して」「安全に」「楽しく」活動できるようにするためのルールでもありますので、ゆっくりと働きかけていきたいと思います。5月はハイキングになります。たくさんの参加をお待ちしています。