イベント

現在、関西地区では大阪（土佐堀）、奈良（大和西大寺）、神戸（西宮）の各ＹＭＣＡで発達障害児の学習やＳＳＴ（ソーシャルスキルトレーニング）、ＬＳＴ（ライフスキルトレーニング）の支援プログラムをしています。その３つのＹＭＣＡが集まり、合同の研修会を９月１２日（日）に大阪ＹＭＣＡで行いました。参加者は各ＹＭＣＡの講師にとどまらず、ウェルネス部門のスタッフや高校部門の教員、幼稚園に園長先生など、ＹＭＣＡで子ども達の事業に携わる人たちが多岐にわたり、総勢２８名の参加でスタートしました。

まず、大阪ＹＭＣＡディレクターの鍛治田より挨拶とお祈りがあり、その後、より参加者が打ち解けあい、話し合いがスムーズに出来るようにアイスブレーキングを行いました。
アイスブレーキングでは普段子ども達とするような簡単なゲームから始まり、最終的にグループを６つに分けました。

さて、メインイベントは・・・、「新聞紙で塔を作ろう」です。東京ではスカイツリーが建築中です。大阪でも規模は小さいですが新聞紙８枚とセロハンテープを使って新聞紙の塔を作りました。

まず各グループで新聞紙を使ってどういう塔を作るか話し合います。新聞紙は一度折り曲げると強度がなくなるため、話し合いを慎重に進めていきます。

おやっ、形が決まったみたいですね。細い筒を作り始めました。

ここはまだ入念に打ち合わせ中です。

ここは太巻き方式で一斉に巻き始めました。ユニークですね。

ここは１本に特化して塔を作っていますね。ルールでは自立できないといけないので上手に立つといいですね。

ここのグループはすごくしっかりとした塔になってきましたね。

最終的にすべてのグループが完成し、発表会をしました。発表のさなかに倒壊するグループも・・・。

こちらのグループが見事優勝しました。おめでとうございます！！

新聞紙が８枚あると色々な形が出来上がりますね。アイスブレーキングではワークを通じて互いに話ができ、打ち溶け合えました。
 

今回の研修のテーマは指標作りです。今まで各ＹＭＣＡで行ってきた考えや内容を集め、ジャンル別に指標を作っていきます。

こちらは学習を考えるグループです。模造紙に色々な考えを描いていき、どのような方法がいいか話し合っています。

こちらは中学生以降のＳＳＴやＬＳＴを考えるグループです。特に青年期に向けてのＬＳＴは幅が広くて話し合いは難航します。

約３時間の研修はあっという間に時間が過ぎ、成果発表を行いました。こちらは幼稚園から小学生に向けてのＳＳＴを考えるグループです。他のグループの方々も耳を傾けて真剣に聞いておられました。

この指標作りはまだまだ途中段階です。今後も中日本（主に関西地区）を中心にＹＭＣＡ同士が連携を強め、情報交換をすることでよりよい指導を心がけていきたいと思います。
 

各ＹＭＣＡの講師、ならびにスタッフの皆様、休日のも関わらずご参加いただき、お疲れ様でした。明日からまた子ども達のいる場でのさらなるご活躍をお祈りしています。