イベント

　２月のサポートグループでは、『家庭でのほめ方・すごし方』をテーマに、サポートクラス講師の酒井美江からお話させていただきました。幼児さんから中学生と幅広い学年の保護者の方１０名程のご参加がありました。

　目の前の子どもの行動は、それだけが突然起こったわけではなく、その行動の手がかりやきっかけが必ずあること、そしてその行動の後、子どもにとって「いいことがある」「嫌なことがなくなる」という結果が繰り返されることによって、その行動が維持されることを様々な事例を基にお話させていただきました。望ましい行動ができるような事前の関わり（環境調整・わかりやすく伝える・お約束など）と望ましい行動の後の賞賛が、ポイントになります。

　しかし、１００％できた時に限らず、できなくても取り組もうと努力したことを認め、問題となる行動をしていない時には、それがよいことであることが伝わるようにほめて、望ましい行動が身につくことを応援してあげられるとよいですね。「ダメ」だけでは、問題となる行動を一時的に止めることはできますが、望ましい行動の学びにはなりません。望ましい形で表現する方法を子ども達に教えてあげ、それをほめて、認めて定着させることができるよう、サポートクラスでも取り組んで行きたいと思います。