イベント

小学６年生を対象に、中学生の準備クラスを５０分×２時間おこないました。

中学校入学にあたって、新しい環境への不安を少しでも取り除き、中学校入学への準備になればとの思いで、クラスをおこなっています。
今回の準備クラスの内容は、小学校との違いや困った時の対処方法を学びました。

まずは、全員で中学校ってどんなところ？どんなことをするの？等を○×クイズをしました。

講師が出すクイズに意欲的に答えていきました。中には、わからなかったところ、初めて知ったことをノートにメモを取る子も。忘れないために、メモを取ることは、とても大切なスキルです。
問題が進むうちに、疲れが見え始め、中には姿勢がどんどん崩れてしまう子も。５０分間姿勢を保持する、集中して話を聞くことの負担は大きかったようです。

中学に入ると、学期ごとにテストがあります。小学校とは違い、問題用紙と解答用紙が別々になります。この経験をしてもらうため、小テストをおこないました。

「始め！」の合図で一斉にテストをしました。

「名前の書き忘れはないですか？名前を書くのを忘れると、０点になってしまうこともあります。」と講師が話すと、「知ってるよ！」とA君。名前は絶対書く、ときちんと意識できています。
 

休み時間をはさみ、グループに分かれて勉強しました。

やんちゃな子が後ろの席から紙くずを投げてきたらどうする？講師がやんちゃな子を演じ、実際にロールプレイをしました。

あれ？学校に持ってきてはいけないものを持ってきて、授業中に見ている人がいるよ！後ろから話しかけてくるし・・・
困ったなぁ。
こんな時はどうしたらいいのでしょう？

プリントを使って落ち着いて考えると対処方法を考えたり、その時に何と言ったらいいのかを考えることができますが、実際にやってみると、「やめて！」の一言が出てこない子がほとんどでした。実際の場面でおこなうことの難しさを改めて感じました。

合わせて、職員室の入り方の練習をしました。小学校でも職員室に入っていることもあり、出入りはしっかりできていました。しかし、先生にどのタイミングで話しかけていいのか、何と言ったらいいのかがわからずに黙ってしまったり、突然話しかけたりすることもありました。

最後に、てくてくクラスに通う先輩からのビデオメッセージを観ました。「敬語の使い方を練習しておきましょう！」とアドバイスをもらいました。

今回練習したことを、解答集を見て復習したり、こんな時どうしたらいいのかをもう一度確認してみましょう。

みなさんが、安心して中学校に通って、楽しい時間が過ごせますようにお祈りしています。