イベント
7月のサポートグループ
7月16日(土)、今年度1回目のサポートグループを行いました。
今回は「ことばとこころの成長 ~年齢や特性によって変わる支援の方法~」というテーマで、サポートクラス主任の加藤義弘から話をしました。炎天下の午後にも関わらず、30名を超す多数の保護者の方がご参加くださり、短い時間ではありましたが、学びの時を持ちました。
サポートクラスも今年で15周年を迎え、現在では幅広い年齢のお子様を対象にプログラムを行っています。15年前にLDから始まった取り組みも今では広汎性発達障害やAD/HDも含み、個々の特性に合ったアプローチを展開してきました。特別支援教育も5年目を迎え、支援方法もその場限りの特別な支援だけではなく、青年期を見越した上での支援になってきています。
今回の内容は特別支援が包括的、ユニバーサル・デザイン的思考のような支援への移り変わりから始まり、「特性や年齢に合わせた適切な量の支援」について特にクローズアップして触れていきました。幼児から小学校までの支援と中学以降の支援では、方向性が大きく異なっていきます。個々の特性によってどう支援していけばよいか、また大学への進学も多くなってきている中で、どんなつまずきがあり、それまでに何をしていくべきなのか、青年期への特別支援はまだまだ不十分ではありますが、併設している表現・コミュニケーション学科(高等課程)でサポートクラスが主体的に実施している事例も少しあげながら話をしました。
私の話を始める前に参加された保護者の皆様にはお伝えしましたが、講演会や本などで特別支援教育の情報がたくさん飛び交う今日、このような勉強会でもわが子に合う情報を上手に取捨選択していただけると幸いです。多数のご参加、ありがとうございました。次回は9月になります。またてくてく通信でお知らせいたします。