イベント
野外活動における安全研修
夏と冬にサポートクラスではキャンプや遠足を行うため、毎年この時期に野外活動における安全研修を行っています。今年度も六甲山YMCAを利用して、サポートクラス、表コミ、J-IVYのスタッフが1日かけて研修を行いました。
6月の六甲山は日差しは強いものの、風は心地よく、絶好の野外日和でした。前日が大雨だったため、一晴れて安心です。
まずは野外炊事における安全の確認ワークです。子どもたちと実際に野外炊事をするとき、あらかじめ注意喚起しておく内容や備品の取り扱い等のワークをペアで行い、安全を確認していきました。
あらためて考える「安全」。個人の視点で考えるだけでなく、複数の視点で確認することでたくさんの気づきがうまれました。
今回の野外炊事はご飯の上にハンバーグや目玉焼き、ポテト、デミグラスソースをかけたワンプレートランチをみんなで作っていきます。そのため、調理器具で鉄板やダッヂオーブンなども使いました。
調理する前に材料や調理器具の準備からです。ペアごとに役割を決め、計画性を持ちながら発注リストに備品を書き込んでいきます。漏れがあると、長い坂道を何度も往復して野外備品を事務所までとりにいかなければならないので、結構真剣でした。同時に今日、持参した個人備品についても確認しました。引率するスタッフとして持っておかなければいけないものや持っておいたら便利なものなど、知識を深めました。
ではまずは薪割りからスタート! ナタの取り扱い、意識しましょう。そして同時進行で材料の調理も始めます。
鍋の下処理も忘れずに。あとで洗いやすくなりますからね。
薪を細く割ったら、組んでいきましょう。
昨日は大雨だったので、周りは湿気だらけです。1回で火がつくか…。
さすが! ばっちりですね。使う調理器具によって火の広げ方が変わってきます。これは鍋用ですね。中央に火を集めて効率よく熱伝導していきましょう。
このグループは玉ねぎ、マッシュルームを炒めて、デミグラスソースを作っていきます。
コトコト煮込んで余分な水分をとばしましょう。
こちらはダッヂオーブンでご飯を炊きました。
火加減が難しいダッヂオーブンですが、完璧な炊き具合でした。ふっくらしていてとても美味しそうです。
鉄板でハンバーグも焼き上がり、それぞれの材料を盛り付けていきましょう! なかなかのボリュームになりましたね。
ではみんなで「いただきまーす!」
木漏れ日の中、風も気持ちよく、ご飯も美味しい! これが野外の楽しさですね。
昼食後は、片づけを済ませ、引率における安全確認を行いました。
引率は遠足やキャンプだけでなく、避難訓練など、たくさんの場であります。引率を統括するスタッフはどの視点で、誰にどう指示出しをすればよいか、どの位置に立って、子どもたちをどう待機させるべきなのか、複数の視点で確認していきました。
これから夏を迎え、たくさんの館外プログラムをそれぞれの部署が実施します。安全に関して各スタッフが高い意識をもって取り組みたいと思います。ご協力いただきました六甲山YMCAの皆様、ありがとうございました。