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てくてくクラス

思春期

中学生のあるクラスで今日は、思春期をテーマとした問題解決スキルの課題をしました。

課題内容はクラスのある男子が同じクラスの女子のことを気になりはじめ、どうしたら少しでも仲よくなれるか、他の男友達に相談する場面設定です。

 

講師が場面設定を説明し始めると、すぐにある男子が「ないない! 絶対ないよ。そんなこと!」と顔を赤らめながら言い始めました。すると、それに触発された他の男子も「オレ、女子大っ嫌いだし!」と言いました。講師が「これはみんなのことではなく、ここの出てきているA君の話だよ」と言うと、「えっ?」と驚いた顔をしていました。想像の中で自分に置き換えすぎていたようです。

 

どうしたら少しでも仲よくなれるかをみんなで相談すると、ある子は「正直に『好きです』と言う」という意見。講師が「いきなり告白するの?」と聞くと、「え~」とことばをつまらせてしまいました。また他の子は「覚悟を決めて少しずつ話をしていく」「メールアドレスを交換してみる」など発言し、色々な意見が飛び交いました。興味がないと言いながらも、自分なりに色々な情報を持っているのだなあと感じました。

 

最後に男性講師から、「女性の意見も聞いて見たくない?」とペアを組んでいる女性講師に話を振ると、さっきまで「ないない!」と言っていた男子も一瞬にして沈黙し、耳を傾けていました。女性講師は「この場合、いきなり2人きりで何か言われると女の子はびっくりするかも」と男子メンバーに伝えました。それを聞いた男子メンバーは「えっ?!」と驚く子もいました。自分の想いだけでなく、相手の想いを知ることは簡単ではありませんが、こういう風に年頃の男子といつかあるであろう時に備えた話ができた事は青年期に向かう子どもたちにとっても大切な経験になるだろうと思いました。男性講師からは「そういう風に女の子と仲よくなりたいと思う気持ちはたくさんの男子が思う事だから恥ずかしいことではないよ」と伝え、終了しました。

 

また機会を見つけて違う設定でディスカッションできるといいですね。