大阪YMCAサポートクラス

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第3回サポートグループ:保護者交流会「詐欺被害の事例を通して」

2024年度3回目のサポートグループは、2025年2月8日(土)に保護者交流会として開催しました。

サポートグループは、サポートクラスに在籍する保護者を対象とした勉強会で、講演会形式での学びの場と交流会形式で日々の生活での気づきや疑問点を話し合う場があります。
今回は「詐欺被害の事例を通して」という少し繊細な話題でしたが、少人数の安心できる環境の中で、皆さまの思いを出し合いながら話を深める機会となりました。

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今回はサポートクラスの講師で、犯罪心理も学んでいる木邨さくらからの事例提供を受けて話を広げました。

10年以上の付き合いのある友人からの依頼だったために少し変だと思いつつも個人情報を伝えてしまった事例から、友人だからこその心の痛みや相談しづらさ、どこまでが個人情報なのか、個人情報を守るための対策や個人情報を渡しても良い場面や渡す際に記録を残すことの大切さ等について確認しました。
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また、よくある詐欺の手口を10種類ほど共有した後、怪しい人は怖い顔をして近づいてくる訳ではないこと(むしろ親切にしてくれるかもしれないこと)を伝える悲しさ、だからこそ何をもって怪しいと考えるか、我が子にその判断ができるか被害を防ぐための方法などを話し合いました。

優しいからこそ、頼られること/頼まれることが嬉しくて加害者になってしまうケースもあること、年齢があがるほど親の手が届かないところで犯罪に巻き込まれることがあることが話題になり、親以外の頼れる第三者の存在が大切であること等も、共通認識として話題に上がりました。

ご参加の皆さまからの感想の一部です。
・それぞれの家庭なりのやり方で親も子も勉強していけたら(どんどん新しい手口が増えそうですし)良いのかなと思いました。
・自分には...と思っていても、いろんな形で被害にあう可能性が高いこと、加害者になる可能性もあることを知りました。(我が子に)アカウントの扱いやSNSの危険性などについてもっと感じてほしいし、関心を持ってほしいです。
・子どもから相談を受けたときに怒らないことが大切だとわかりました。
・軽い事件を通して勉強するしかないのか...と思いました。
・叱らず受け止める...は難しい。とりあえず、事実確認をしたい。不審・怪しいは判断できないかもしれないので、何でも言える関係を作っておきたい。

サポートクラスの講師やボランティアが、第三者としての役割を担えることがあるかもしれません。今後も、保護者の皆さまとともにお子様の成長を見守っていきたいと願っています。