サタデークラブひかり 9月例会
9月18日、ひかりの活動を行いました。
9月が防災月間であることから、今月のテーマは「もしものときについて考えよう」!
前日の夜から明け方にかけて台風14号が接近していたこともあり、とてもタイムリーなテーマでした。
無事、皆さんの元気そうな姿を見ることができ、リーダーたちはほっとしました。
今回の活動ではまず、「防災」や「災害」ということばの意味を確認した上で、雨風や地面の揺れそのものだけでなく、ライフラインの途絶などによっても生活が大きく変わるということを学びました。
電気やガス、水道が止まったら日常生活はどうかわるのか...。
家の中の見取り図を使って考えるこのワークでは、教室の大きなスクリーンを使いながら、みんなで意見交換をしました。
ここからはグループに分かれてちょっとしたゲームをします。
皆さんの手元には、アイテムが描かれたカードが配られます。
そのカードはグループごとに少しずつ違っているのですが、「寒さをしのぐ」「水を運ぶ」などのお題に合わせて使えそうなアイテムを選ぶのです。
「寒さをしのぐ」というお題では、持っている毛布をそのまま使うグループがあれば、ビニール袋や新聞紙、ラップを工夫して使うグループもありました。
使い方もそれぞれで、服の形にして着たり、身体に巻いたり、布団のように掛けたり、窓を覆ったり...。
発表の時間は白熱し、皆さんのアイデアを実際にリーダーが実演してみる場面も。
人のものを見て「いいな、ずるいな」となげく前に、目の前にある使えるものに気づくことや、それらを上手に活用することも大切ですね。
続いて、東日本大震災の資料から、当時は支援物資の取り合いや、避難所のお手洗いが汚れて使えなくなるといったことが実際に起きたことを学びます。
皆さんからは「取り合いせずにみんながちゃんと並べばいいねん」「みんながトイレをきれいに使えばいいやん」という意見が出てきました。たしかにその通り!なのですが...
ここで、
「あれ?さっき、冷房のスイッチをつけるか消すかで衝突していた人、いませんでしたか?」
「今まさに、みんなが使う机に落書きしてる人、いませんか?」
という話に...。
相手の立場を考えて譲り合うことや、次に使う人がいることを考えて大切に使うことは、災害時だけの問題ではありません。
皆さんも、普段の自分の振る舞いを少しだけ客観的に振り返ることができたでしょうか...。
次回以降のひかりも高学年らしく、「これをやったら、この後どうなる?」を想像しながら、自分の言動や振る舞いを考えていきましょうね。