9月例会サタデークラブひかり〈西消防署 見学〉
いつも「サタデークラブひかり」の活動にご理解、ご協力をありがとうございます。
"ひかり9月例会"は9月21日(土)に開催しました。
夏休みを越えて、2ヵ月ぶりのひかりの活動です。
久しぶりに皆さんに会えて、嬉しかったです。
今回は外出プログラムということで、スタッフもいつもより多く来てくれており、にぎやかな例会スタートとなりました。
今回のテーマは、『防災について考えよう~消防署見学~』です。
"サタデークラブひかり"では活動毎に、頑張りたい目標を2つ決めて、最初に子どもたちに伝えることにしています。
9月例会の目標は・・・
① 防災について知ろう
② 降りるバス停をおぼえておこう
の2つでした。
"ひかり"の目標を確認後、今回のソーシャルスキルトレーニングタイムへ。
9月は防災を考える月です。
昨年度のひかり活動では防災グッズを作ることで日頃の防災について考える機会を取りましたが、
今年は大阪市の西消防署さんがご協力くださり、メンバーみんなで消防署を見学に行かせていただくことになりました。
西消防署さんへは、YMCA会館前のバス停から大阪シティバスを利用します。
見学に先立ち、まずは、今日の予定をみんなで確認し、公共交通機関である大阪シティバスの時刻表を意識して、行動をシュミレーションしました。
その後 に、バスの中で気をつけることや消防署の見学の際に気をつけることをリーダーとともに確認しました。
持ち物の準備をしてからYMCA会館を出発!
消防署へ向かう大阪シティバスは混んでいましたが、ひかりメンバーの皆さんは、途中のバス停で乗り降りする他のお客さんのお邪魔にならないよう意識しながら、静かにバスに乗ることができていました。
皆さんの頑張りが見えた片道20分弱の道のりでした。
大阪市西消防署では、おふたりの消防士さんに迎えていただき、お話をうかがいました。
館内の廊下には、今年1月の能登半島地震の際、大阪市消防局が被災された方の救助に入った、その活動の様子が写真で提示してありました。
その写真を「うわぁ」と声をあげながら見つめる子どもたち。
消防士さんのお話をうかがいながら、ひかりメンバーは手をあげて、質問。
消防士さんは丁寧に答えてくださいました。
<大阪市に津波が来たら、どれほどの高さになりますか?>
『大人の背の高さよりも高いところまでの津波が予想されるので、建物の2階以上に避難しましょう』自分が住む街の名前をあげて、大丈夫か?と尋ねるメンバーもいました。
写真を見せていただいた後は、実際に西消防署の特別救助隊(BR)の消防車や40メートルまで伸びるという梯子車を見せていただきました。
一人ひとり、消防車の運転席にも乗せていただきました。
サイレンや無線といった緊急車両の装置を体感させていただき、ひかりメンバーの表情がとても輝いていました。
見学の最後に、「ひかりメンバーなりに備える!」という意味で消防士さんに質問し、教えていただいたことがあります。
<子どもたちが家に居る時に万が一、火災が起こったらどう動いたら良いですか?>
『まずは、保護者が居れば、保護者のところへ。水をかけると燃え上がることがあるので、ただかけたらよいわけではないです。逃げる時は部屋の扉を閉めて逃げましょう(火の回りを少し遅らせることができるから)』
消防士さんのお話を真剣に聴いていたメンバーたちでした。
なお、この日はちょうど、石川県に大雨特別警報が出され、被害が発生していた時で、この後、レスキュー隊の消防士さんに石川県への災害救助の出動が決まったところも目の当たりにさせていただきました。
消防士さんがまさに市民のいのちを守る役割を担っておられることを実感し、ひかりのメンバーみんなで、ぞくぞくと集まってくる緊急車両を見守りながら、帰途につきました。
YMCA会館へ帰館してからは、ふりかえりシートを書いて、活動をまとめました。
今回の学びが皆さんの日常に役立てば幸いです。
最後になりましたが、大阪市西消防署の消防士の皆様、お忙しい任務の中、子どもたちのために見学のお時間を作ってくださり、ありがとうございました。
とても有意義な体験をさせていただきました。
あらためて、感謝申し上げます。
次回のサタデークラブひかりは、
10月19日(土)です。
皆さん、元気に参加してくださいね。