野遊びクラブ
野遊びクラブ10月例会 栗ひろい in 富田林
10月24日(日)、野遊びクラブ10月例会を行いました。今回は味覚の秋にちなんで「栗ひろい」にチャレンジしました。9月・10月と学校行事が多いため、子ども達の疲れが心配でしたが、みんな元気に参加してくれました。
8月の六甲山キャンプから少し間があいていたため、久々にグループのお友達やリーダーに出会い、集合場所は子どもたちやリーダーの笑顔でいっぱいでした。
今年度から土佐堀YMCAの野遊びクラブに三菱商事株式会社より協賛とボランティア支援をいただくことになりました。そしてさっそく今回の例会に4名の社員の方にご参加いただき、1日を通じて子ども達やリーダーと一緒に活動していただきました。
さあ、梅田を出発して一路富田林へ。天王寺を経由して近鉄南大阪線で富田林へ向かいました。道中の電車の中では久々に会ったお友達と話が弾む子、外の景色を堪能している子、新しく参加したリーダーに積極的に話しかける子など、各々が少し長めの道中を楽しんでいました。
ホームで電車の待合時間にも話が弾みましたね。
天気が心配されましたが、富田林でバスに乗るころには・・・
うっすら青空も見えてラッキー! きっと子ども達の元気が届いたのでしょうね。好天気はさらに子ども達の活動に拍車をかけてくれます。
バスに揺られること20分、最寄りのバス停に到着。あたり一面のどかな風景に包まれ、空気のおいしさを感じました。さあ、あと少しです。送迎のマイクロバスに乗り、農園へ。
田んぼから煙が上がる光景を眼下にバスは山を登っていきます。風景の変化とともに子ども達の心も期待に胸が膨らみます。
梅田を出発して約2時間、ようやく今回お世話になる「やまびこ園」に到着です。
よく見てみるとここの農園では栗ひろいだけでなく、ミカン狩りやサツマイモ堀りなども楽しめるみたいです。一般のお客さんもたくさん来られていました。
A君:「リーダー見て! ミカンだ!!」
B君:「ねえねえ、おでんも売ってる!」
みんな建物に興味津々。
リーダー:「みんな、今日は栗ひろいだからね・・・」
ではでは、さっそく準備開始です。
まずは栗についてお勉強タイム。どうやって栗ができるのか、どんな栗がおいしいのか、拾う時のお約束は何か、栗ひろいクイズで勉強しました。
リーダー:「栗は生でも食べられるかな?」
子ども達:「えー、無理でしょう!」
スイカリーダーからも実物の栗を見せてもらい、どんな大きさでどんな色の栗がおいしいか教えてもらいました。
三菱商事株式会社の方も子ども達のサポート、よろしくお願いします!
さあ、しっかり学んだところでいざ栗ひろいへ。軍手をはめて、竹でできたトングとビニール袋を持って栗の木の森へ!!
手前に見えるのがミカンの木です。奥に見えるのが今回栗ひろいをする森です。一番奥にははるかかなたの大阪の風景が! ちょっと標高が高い園なので、景色がきれいでした。
余談ですが、今の季節、ミカンの木はこんな感じでした。
だいぶ色づいてきましたね。こちらもおいしそう。 おっとっと・・・ 栗ひろいでしたね。
それでは、レッツゴー!!
栗見っけ! こんな風にイガに入っているんだね。拾う時は気をつけてね。
C君:「ぼくに任せて! よいしょっと。なかなかうまく外れないなぁ・・・」
D君:「手伝おうか?」
C君:「ここをおさえてくれる?」
こんな仲睦まじい共同作業をする場面もありました。竹のトングは弾力があって、子ども達も強い握力が求められました。でも拾うのが楽しいから頑張れちゃいます。
落とさないようにそーっとね。栗ってつるつるしていて滑るんですよね!
うゎ~、ここにイガに入った栗がたくさん・・・。
Fさん:「私がとるの! よいしょっと」
G君:「リーダー、ちょっと見てよ。めっちゃ大きいやろ。これが一番だって!!」
たしかにこれはすごい!! ツヤも申し分ないね!
1人20個を目標に少し斜面の急な森でしたが、楽しく拾えました。子ども達が拾った栗はお土産用にしました。お弁当を食べてからリーダーが拾った栗を少しボイルして・・・
拾いたて、ゆでたて、アツアツの栗の完成でーす! みんなでいただきまーす。
今回の例会は季節の味覚を味わう内容でした。このような体験の良いところは実際に見て触って味わうことで、今まで学習してきた知識が楽しいエピソードとともに強化されることです。また、自分だけが楽しいのではなく、そのうれしさを誰かに伝えたくなるため、自然と子ども達同士で会話が弾みます。きっと家族で行く味覚狩りとはまた違った楽しさがあったことと思います。野遊びクラブはそのような体験も大切にしていきたいと思います。
次回、11月の例会は山登りにチャレンジします。ただの山ではなく、岩山ですよ! わくわくドキドキの体験です。お楽しみに。
三菱商事株式会社の社員の皆様、朝早くから1日ご協力いただきありがとうございました。今後も参加される子ども達の健やかな成長のお手伝いを私たちYMCAとともにどうぞよろしくお願いいたします。