大阪YMCAサポートクラス

06-6441-5070

火~金 11:30~18:30 / 土 9:00~17:30

アクセス 問合せ メニュー

トップページ > クラス活動報告 > 野遊びクラブ > 野遊びクラブ8月例会&チャレンジキャンプ in 紀泉わいわい村

野遊びクラブ

野遊びクラブ8月例会&チャレンジキャンプ in 紀泉わいわい村

8月27日(土)~28日(日)まで、大阪府にある紀泉わいわい村で野遊びクラブの8月例会&チャレンジキャンプを行いました。

小学1年生~6年生までの総勢42人の元気な子ども達が17名のリーダーと一緒に1泊2日を過ごしました。

今回も三菱商事株式会社より人材支援として、1名の社員の方に子ども達のサポートのご協力をいただきました。ありがとうございます。

 

キャンプ当日、土佐堀YMCAで集合してみると子ども達の表情は様々でした。わくわくして笑みを浮かべている子、初めてのキャンプに顔がこわばっている子、久々に会った友達やリーダーと楽しそうに話す子、色々な心を抱いてバスの乗車し、一路、紀泉わいわい村へ! 不安そうな子ども達もバスの中でリーダーとゲームをしながら徐々に緊張がほぐれていきました。

 

1時間半かけてバスは紀泉わいわい村へ。到着して荷物を持った時、子ども達の様子は大きく2パターンにわかれました。紀泉わいわい村では秋の到来を思わせるようにトンボがたくさん飛んでいて、それを見て「わぁ、すごい! トンボだ!!」とはしゃぐパターン。もう1パターンはトンボに紛れてアブも飛んでいたため、すべてを「虫」と捉え、「ギャー!」とびっくりしてリーダーに「すべて退治して!」と逃げ惑う子ども達でした。大自然なため、確かに例年にも増して虫は多かったです。

わいわい村

紀泉わいわい村はこんなところです。古民家が立ち並ぶ昔ながらの集落を再現しています。

 

さて、到着早々色々ありましたが、まずは昼食タイム。高学年はテントを設営する場所まで行き、そこでシートを広げ自然の中でわいわい食べました。低学年は虫にびっくりする子が多かったため、研修棟でホッとしながらグループで食べました。

 

昼食後、低学年は川遊びです。宿に入り、水着に着替え、リーダーから手製の虫かごをもらい、川の探検をしました。
 

川に入る前には必ず水上安全を行います。これは全学年共通です。

水安1

川での約束事をグループごとに確認し…

 

水安2

ペアを組んで互いの命を守り合う「バディ」を確認しました。

 

さあ、川遊び開始です。

川遊び1

浅瀬の岩の影をそっと探します。

 

水遊び2

小さい魚も泳いでいましたが、すばしっこくてなかなか捕まえられませんね…。

 

水遊び3

しっぽのついたカエルを見つけました! みんなで「わぁ、まだカエルの赤ちゃんだ」と眺めました。捕まえた生き物はそこに住んでいるので、キャッチ&リリースの精神で終了時には戻しました。

 

一方高学年は・・・

テント設営1

リーダーから今夜泊まるためのテント設営の説明を受け・・・

 

テント設営2

グループで二張り、協力して設営しました。今回の高学年キャンプでは、ねらいの1つとして「ペアワーク」を意識したプログラムを取り入れています。テント設営も一人ではできません。ペアを組み、互いの役割を果たすことで1つの大きなテントができ上がります。

 

テント設営3

昨年六甲のキャンプで慣れている子ども達も多いため、設営はとても上手でした。

 

設営後は川遊びグループの水鉄砲を作って的当てするグループに分かれて活動です。

水鉄砲1

作った水鉄砲に好きな絵を描いて的当て開始です!

 

水鉄砲2

たくさん水を補給して・・・。焦ると水が抜けてしまうから気をつけてね。

 

水鉄砲3

色々なポイントが描かれた的めがけて発射! グループでの合計得点でクリアになる協力型のゲームをしました。

 

すべての学年が川遊びを終えてテントや宿に帰ると、空が黒い雲に包まれ・・・

雨

大雨のため、しばし待機です。古民家の縁側から外を眺めていると「シャーウッド」のCMのようで、雨の景色もまた素敵でした。子ども達にも共感してもらいたくて、「縁側においでよ!」と誘うと「お寿司なんてどこにもないやん!」と一言・・・。たしかに「えんがわ」・・・。近年、「縁側」は聞きなれないワードである事に時代を感じてしまいました。

 

短時間で雨も上がり、高学年はシャワー棟でお風呂に入り、野外料理を手伝って夕食へ。低学年はリーダーが焚いてくれた五右衛門風呂に入りました。
 

紀泉わいわい村の五右衛門風呂は・・・

五右衛門風呂

こんな感じです。お風呂の壁の外では・・・

 

五右衛門風呂2

これくらいの勢いでお風呂を焚いています。小さなグループ単位でシャワーのない少し変わったお風呂を体験しました。

 

低学年は食堂で夕食をとり、夜のキャンプファイヤーは全学年合同で行いました。地面は濡れていますが、雨も上がり、夜空には星が見え、真っ暗な中、通りすがりのピザ職人から火を分けてもらい、みんなで歌を歌り、踊り、短時間でしたが楽しい時間を過ごしました。

キャンプファイヤー

 

 

 

2日目、起床して、朝の集いをして朝食を済ませると、高学年はテントの撤収に取り掛かり、低学年はチェックアウトのため、リーダーと一緒に荷物整理です。

 

低学年と高学年が10時には野外炊事場に揃い、お待ちかねのピザ作りの開始です。各グループに生地の材料が配られ、リーダーの指示のもと、材料を混ぜ合わせてこねていきます。

生地作り1

結構、力のいる作業のため、順番に交代しながらこねていきます。

 

生地作り2

生地を伸ばすのも全身の力を棒にかけます。均等に伸ばすことはとても難しいですが、試行錯誤しながら頑張っていました。

 

YMCAの違うキャンプで経験のある子は・・・

生地作り3

ハートの生地作りにチャレンジ。上手に伸ばせるといいですね。

 

トッピング

伸ばした生地にピザソースを塗って、トッピングをのせ、チーズを散りばめ、石窯にゴー!

 

焼き上がりは・・・

ピザの完成

おいしそう! 人数分に切り分けして食べました。あちらこちらから「おいしい!」の声。自分たちで時間をかけて作った料理はやっぱりおいしいですね。そしてみんなで食べる事が最高のスパイスになります。あわせてそうめんもいただきました。

 

1泊2日、あっという間のキャンプでしたが、夏休み最後の楽しい思い出になりました。低学年と高学年にわかれて行う事も定着してきて、テント設営する事や野外炊事する事など、キャンプの内容も毎月の定例の経験もあり、徐々にレベルアップしてきています。泊りがけのプログラムでは日帰りとは違った一面を見ることもできます。一緒に生活を共にする中で、「こんなことができるようになったんだ」「イライラしているけど、自分の中で今、耐えている!」「作業する時間が早くなった」「お友達とこんなに楽しく遊んでいる」「さみしくて泣く事もあるけど、立ち直るのも早くなってきた」等、リーダー達もたくさんの発見ができました。

 

次回の定例は9月ですね。キャンプは冬になります。子ども達に寄り添いながら、またたくさんの発見をしたいと思います。