サタデークラブこだま

６月４日（土）、２０１１年度のこだまクラスがスタートしました。今年は２年生が６人、１年生が４人の合計１０人のメンバーで年間のプログラムを行っていきます。

第１回目は「はじめましての会」として、グループでＹＭＣＡの中を探検しながら自己紹介や仲よくなる遊びをしました。

まずはみんなで集合して挨拶をしてから、今日の流れの確認をしました。初めてのメンバーは少し緊張していましたが、流れを聞いて見通しが持てたようで落ち着いてきました。

その次にこだまで守る約束を確認しました。

昨年から継続しているメンバーは約束シートを見なくても３つの約束を言う事ができましたね。

ここまでは毎回のクラスで行う流れになります。この後、今日は自己紹介をして名札作りをしました。学校の名前や担任の先生の名前など、他のメンバーの内容が気になる様子で、その都度、「何ていう学校？」　「何クラスあるの？」などの質問が飛び交っていました。

今年の名札作りは昨年に引き続き、「いろいろ名札」でした。好きなキャラクターの台紙を選び、自分の名前を貼り、シールや色鉛筆でデザインしました。特にキラキラした★シールは大人気で、みんなたくさんつけていました。

素敵な魚が完成しましたね。蛍光灯の光に当たってキラキラ光っています。子どももできた名札を嬉しそうに眺めていました。

名札も完成したところで、大阪ＹＭＣＡ館内の探検に出かけます。今回は写真を使ったフォトハイクをしました。一部分の絵を見て、その場所がどこなのか、推理して行動します。わからない時はヒントカードを利用したり、他のＹＭＣＡのスタッフに尋ねる事ができます。

グループ内でどの写真から攻略するか、最初に作戦タイムです。あるグループはすべての写真を並べて、わかるところから攻略していきます。またあるグループはおみくじのように写真を１枚ひいて、その場所を探す旅に出かけました。

例えばこんな写真…

ここはどこかなぁ・・・

Ａ君：「あっ！　知ってる。確か靴とばしした場所だ！」
さすが！　よく覚えていましたね。初めて参加したメンバーも場所が分かったことに笑みを浮かべ、みんなで移動しました。

またあるグループでは・・・

子ども達：「え～、これどこ？」

階段から見えるＹＭＣＡの「Ａ］です。１０階から順に窓の外を確認していくと・・・

あっ！　指令を発見。なになに・・・、「手をつないでジャンプを１０回？」

かんたん、かんたん！　すぐさま手をつないで数を数えながらジャンプを１０回達成。達成すると「おやつけん」がもらえます。これを６枚貯めれば・・・、おかしと交換できるんです！　子ども達のテンションも高まります。あまりにハイテンションになりすぎて、途中でおやつけんを落とすハプニングもありましたが・・・。

ハプニングと言えば、あるグループはこの場所がわからず・・・

７階でさまよっていました。リーダーが「誰かに聞いてみようか？」と促すと、近くにいた若い女性に「ここ、どこですか？」と唐突な質問を・・・。

振り向いた女性は写真を眺め、「Oh　sorry，　I don't know」　見境なく質問をしたので、外国の人に聞いていました。その言葉に、子ども達も一瞬硬直・・・。「相手をよく見て質問しようね」と促し、再度尋ねる事にチャレンジすると・・・

すると通りがかった男性スタッフが、「もう少し高い場所かな？」と教えてくれました。プログラムの事情を知らなくても上手なヒントとして教えてくれたこと、感謝です。

こうしてみんなで集めたおかしけんでこんなおかしと交換できました！

さあ、たくさん種類がありますね。どうやって分けていく？

「分け合う」「譲り合う」、そんなことを目的にリーダーとグル―プのみんなで話し合いました。ほしいものが重なった時は、「いいよ」と譲ってくれる場面もあれば、「じゃんけん」などの方法で決める場面もありました。

１回目のプログラムでグループのみんながけっこう打ち解け合う事ができました。これから１年のプログラムの中で、このような活動を通じて対人面や気持ちの上手な消化の仕方、グループを意識した行動について体験し、学んでいきます。

次回は暑くなる７月です。「扇ぐ」をテーマに工作やゲームを考えています。また元気に参加して下さいね。