イベント

３年目を迎えた女の子プログラムは、小学４年生から中学3年生まで１４名の参加でした。

　プログラムの内容は、おじょうさま講座（ＳＳＴ）、バイキング、フラワーアレンジメント、茶話会と盛りだくさんでした。今年は特にＳＳＴの要素を中身に含ませて、楽しい活動の中で学ぶことを重視しました。

　おじょうさま講座では、食事・バイキングのマナーをクイズ形式で確認をしました。また、食事場面を想定し、困った時の対処方法を考えました。

　＜お友だちの歯に食べものがついているのを見てしまったよ！こんな時どうする？＞

という場面では、「教えてあげる」と大半の子どもは答えました。

＜じゃあ、どうやって教えてあげる？＞と具体的に聞くと、しばらく考えたあと、「こっそり？」

実際にその場面を見てしまったときには、「ついてるよ！」と大きな声で言ってしまったり、教えてあげるタイミングがわからずに言い出せないこともあるかもしれません。予想される場面を予め伝えておくことによって、実際にはできないかもしれませんが、こんな時はこうしたらいいんだという方法を伝えることは大切だと思います。

　そして、プリント課題の後には、持ってきてもらった手鏡を使ってお口チェックの練習をしました。これで準備バッチリです！

　さあ、みんなでバイキングでレッツゴー！！

　「何を食べようかな～」とウキウキしながらお皿に料理をのせていきます。
　お箸が長いので、不器用な子は苦戦する姿も…
　

　やっぱり女の子は甘いものが大好き♪アイスクリームは大人気でした。

　食事中は、事前に確認したことを意識してマナーを守りました。時々、足を組んでいたり、ひじをついて食べたり、歩きながらジュースを飲んでしまったり…講師が合図を送ると、「あっ！」と気付いて直すことができました。お腹が空いていることや緊張もあり、食べ始めはとっても静かでした。時間がたってくると、「それ、おいしい？」と尋ねたり、一緒に食べ物を食べ物をとりに行ったりと子ども同士の交流が増えていきました。

　午後からはフラワーアレンジメントです。講師の先生の説明を真剣に聞いてイメージを広げながら作業をしました。今回はバラの花があり、とげを取る作業が細かくて難しいようでしたが、「手伝ってください。」と援助を求めて、講師と一緒に取り組みました。花を切ったり、挿したりしている子ども達の表情はとても輝き、明るい雰囲気が教室を包んでいました。

　女の子達の明るくやわらかい雰囲気が気持ちをリラックスさせ、アレンジメントが終わると、ＵＮＯやトランプをして盛り上がりました。

トランプをしたグループはみんなで７ならべをしました。

お花に囲まれ、みんなの笑い声が教室の中に響き渡りました。とっても楽しそうなみんなの笑顔を見ていると幸せな気持ちになりました。

　おしゃれをしたり、友だちと食事をしたり、おしゃべりしたり、それぞれの場面で必要なスキルが違いますが、どれもとても大切です。女の子だから必要なスキルもあります。家庭や学校、ＹＭＣＡで様々なことをこれからもたくさん学んでいきましょう！